社会(表示 )

2016年6月 2日 (木)

カシオや販売店がHPに掲載しているカシオの液晶搭載時計の写真は景品表示法第4条違反

カシオや販売店はカシオ製時計に搭載している液晶モジュールまたは液晶パネルの背景色を実物(モノクロ調)とは全く異なる明るい黄緑色にした優美で魅力的な写真を掲載して、広告や通信販売しています。
その販売方法は景品表示法第四条(不当な表示の禁止)や特定商取引法律第12条(誇大広告等の禁止)に抵触していると思います。
下記はその調査報告です。お読み下さい。
消費者庁は、この実態を調査して頂き、以上の通りと判断された場合は、然るべき措置をお願い申し上げます。
                                                                                      記
1.羊頭狗肉商法を調査するきっかけは
腕時計を2個持っていますが、いずれも電池交換と時刻を合わせが必要で手間が掛り面倒ですので、便利な電波ソーラー腕時計を買おうと通販で探しました。
量販店のHPにカシオのLINEAGEシリーズに文字盤の時刻が読みやすいアラビア数字の腕時計LCW-M100D-7AJFを見つけました。
しかも、デジタル表示ができる液晶の背景色が明るい黄緑色ですのでこれに決めました。
量販店の通販から送付されてきた腕時計を見て、驚きました。
液晶の背景色が明るい黄緑色ではなく、液晶が本来持っている只のモノクロ調でした。
量販店にまんまと騙されました。
送られてきた時計の実物の写真は、写真1です。
                                                                                      写真1

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カシオや購入した量販店以外量販店についても、HPに掲載している写真を調べて見ました。写真2がそれです。
                                              写真2カシオ&量販店がHPで掲載している写真
                                                        左から、カシオ、アマゾン、ヨドバシ、楽天
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これは、いずれの販売店も羊頭狗肉商法です。
これは由々しきことです。
カシオ製時計の販売の実態を調べてみようと思ったのがきっかけです。

2.今使っている電波置き時計(DQD-420J-8JF)
カシオの電波置き時計(DQD-420-8JF)を使っていますが、この時計の液晶パネルの色はモノクロ調です(写真3)。
カシオや量販店がどんな写真をHPに掲載して通販しているのだろうと、カシオや量販店の掲載写真を探したところ、明るい黄緑色でした(写真4)。
アマゾン、楽天は、カシオと少し色が違いますが同じものだと思います。
また、ヨドバシのは立てて撮影されていますが、どれも日時、温度、湿度は同じ数字なので、恐らくカシオで撮られ、カシオが量販店に写真を提供し、量販店がこれをHPに掲載しているのでしょう。
                     写真3我が家の電波置き時計の写真

           Mine_4_img_0020t_pct_2

                                                写真4:カシオ&量販店がHPで掲載している写真
                      左から、カシオ、アマゾン、ヨドバシ、楽天

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3.カシオや量販店の時計の掲載写真にある液晶ジュールや液晶パネルの背景色
電波置き時計以外の時計も掲載写真の液晶パネルや液晶モジュールの背景色が明るい黄緑色になってはいないか調べたところ、沢山ありました。
写真5をご覧下さい。
置き時計と掛時計の写真にある液晶パネルの背景色は全て明るい黄緑色の1種類ですが、腕時計では明るい黄緑色とモノクロ調の2種類がありました。
                     写真5:カシオのHPに掲載されている写真
                                                                    5-A.背景部:明るい黄緑色の時計
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             注:量販店の写真もここに掲載すべきですが、非常に多くなりますので
               代表としてカシオのみにしています。

                    5-B.背景部:モノクロ調(液晶が本来持っている色)

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4.腕時計データバンクDB-360-1AJFの実物で、背景色を確認
5-Bの写真でモノクロ調の時計は実物もモノクロ調になっているでしょうから調べませんが、5-Aの写真で液晶の背景色が明るい黄緑色の時計は、実物で明るい黄緑色なのか、モノクロ調なのか調べて見る必要があります。
全ての時計を確認することもできませんので、写真5-Aにある腕時計データバンクDB-360-1AJFがカシオと量販店の写真で液晶パネルの背景部の色が黄緑色であることを確認しました。
写真6をご覧下さい。
量販店から通販で購入して、実物がモノクロ調色なのか明るい黄緑色なのか調べて見ました。
写真7をご覧下さい。実物は、モノクロ調です。
写真5-Aにある腕時計データバンク以外の時計も、推定ですが、恐らく実物はモノクロ調だと思います。量販店に出向いて見れば直ぐ分ることでしょうか。
                   写真6:カシオや量販店がHPで掲載している写真
                         左からカシオ、アマゾン、ヨドバシ、楽天

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               注:これらの写真は、同じ。カシオが提供した写真だと思われます。

                            写真7:実物の写真

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6.結論
以上から分るように、カシオや量販店がHPで掲載している時計の写真にある液晶の背景色は実物と全く異なる色であり、優美で魅力的な色にしています。
消費者はこれに惹かれて購入し、品物が届き開けてみて初めて騙されたことに気づく仕組みになっています。
これは、詐欺?、 羊頭狗肉販売です。
製造会社や量販店が通販で掲載写真を実物(モノクロ調色)とは全く異なる明るい黄緑色にして優美で魅力的な写真をHPに掲載して通信販売することは、景品表示法第四条(不当な表示の禁止)や特定商取引法律第12条(誇大広告等の禁止)に抵触していると思います。
日本は法治国家です。このまま放置しておくわけには参りません。
消費者庁は、実態を調査し然るべき措置をお願いします。
カシオ計算機(株)は、速やかに不当表示を中止し、記者会見で真摯に謝罪すべきです。
皆さんが通販で購入された時計は、掲載写真通りに明るい黄緑色でしたか。
それともカシオにまんまと騙されましたか。告訴しますか。

追記
通販では、掲載写真が商品のデザインを知る唯一の情報源です。
ですから掲載写真は商品に可能な限り忠実な写真でなければいけません。そうでなければ写真を掲載する意味が全くありません。意図的に忠実でない写真を掲載するのは言語道断です。
写真5-Bをご覧下さい。
この写真の液晶背景部は液晶が本来持っている色で忠実に撮影されており、カシオは忠実に商品を撮影する技術はあると云えます。
(注:リングストロボ、正確なホワイトバランス、マクロレンズ、カメラ、スタンドがあれば誰でも忠実に撮影することはできます。)
写真5-Aをご覧下さい。
液晶の背景部が明るい黄緑色になっています。
忠実に撮影されているのであれば、実物は明るい黄緑色であり、実物がモノクロ調の色であれば、写真はモノクロ調です。
しかし、3件とも実物はモノクロ調の色でした。
拙劣な撮影技術で明るい黄緑色になっている訳ではなく、カシオは3件ともモノクロ調の色を意図的に明るい黄緑色に変えていることになります。
3件でカシオが意図的に色を変えていることが証明されているのですから、全てが意図的であると証明をするまでもありません。

追記2
カシオのHPに掲載されている写真の下に「掲載商品の色調は、一部実物と異なる場合があります。」と表記されています。これを読むと
1.「掲載商品の色調は、*****す。」では、消費者は安心して商品を選択できません。
極端なこと言えばカシオの商品は買いません。
2.一方、カシオは「掲載商品の色調は、*****す。」と表記しているので、実物と異なる色調の商品を販売してよいと思っている。
3.この表記は、色調のクレームの時、「掲載商品の色調は、*****す。」をHPに表記しています。それを承知して購入したのですから、弊社には責任はありませんと突っぱね、購入者に責任を転嫁させるツールに思えてなりません。
しかし、消費者はカシオではなく販売店で購入しますが、その販売店にはこれが表記されていないし、カシオのHPを見ていないこともあるので、カシオはこのツールを使えないこともあるのでカシオのHPに表記しても無駄になるとは思いますが。
4.これが、どの商品にも一律に表記されていることから、実物と写真を照合して写真に問題があるかどうかを確認していないことが分ります。写真管理の杜撰さを物語っています。この部門は、失格。無責任極まりない部門です。
が、脳裏に走るのです。
ここで、原点に帰って、通販での写真掲載の目的を洗い直して見ましょう。
写真をHPに掲載しインターネットで見られるように公開している目的は、商品のデザインを消費者に忠実に伝え、通販で消費者が実物を見ることなく商品を悔いのない正しい選択ができるようにすることです.
それにも拘わらず、商品の何処がどの程度色調が違うのか全く分らない写真をHPに掲載しても、消費者が商品を正しく選択できないので、写真掲載をする意味が全くありません。
写真を実物と完全に同じ色調にすることはできない難しい商品もあるでしょうから、多少の違いは許されると思いますが、著しく実物と異なり優美な写真の掲載は消費者保護のため景品表示法等で禁止されているので、「掲載商品の色調は、*****。」を表記しても色調の違いのレベルによっては、免責にはならないことをよく承知して下さい。
従って、カシオは次のことを行なうべきです。
1.掲載写真に多少実物と異なる箇所がある場合は「掲載写真の色調は、多少実物と異なる箇所があります。」を表記する。
2.実物と異なる箇所ほぼ無い場合は、何も表記しない。
3.1項、2項に外れる写真は、撮影をし直す。
4.そして実物に忠実な写真が撮れる撮影技術を研究開発し、1項を表記しなくてもよいようにする。

参考
【景品表示法第四条】
(不当な表示の禁止)
第四条   
事業者は、自己の供給する商品又は役務の取引について、次の各号のいずれかに該当する表示をしてはならない。
一  商品又は役務の品質、規格その他の内容について、一般消費者に対し、実際のものよりも著しく優良であると示し、又は事実に相違して当該事業者と同種若しくは類似の商品若しくは役務を供給している他の事業者に係るものよりも著しく優良であると示す表示であつて、不当に顧客を誘引し、一般消費者による自主的かつ合理的な選択を阻害するおそれがあると認められるもの

【特定商取引法律 第12条】
(誇大広告等の禁止)
第十二条   
販売業者又は役務提供事業者は、通信販売をする場合の商品若しくは指定権利の販売条件又は役務の提供条件について広告をするときは、当該商品の性能又は当該権利若しくは当該役務の内容、当該商品若しくは当該権利の売買契約の申込みの撤回又は売買契約の解除に関する事項(第十五条の二第一項ただし書に規定する特約がある場合には、その内容を含む。)その他の主務省令で定める事項について、著しく事実に相違する表示をし、又は実際のものよりも著しく優良であり、若しくは有利であると人を誤認させるような表示をしてはならない。
をしてはならない。

2015年5月10日 (日)

通販の果物、重量まで訳あり

通販Rにて訳ありシュガースポット清見タンゴール1箱(5Kg)を購入しました。
配達人から渡されたとき、軽い感じがしたので重さを量ろうとしましたが、5Kgを量れる秤がありません。
それで便法を使って重さを推測しました。
数量は31個
最も大きいサイズの3個の平均の重さは150Gr
最も小さいサイズの3個の平均の重さは130Gr
(注:本来は1個の平均の重さは、5Kg/31個=160Grであるはずです。)
最大の重さは150Gr×31個=4.650Kg
最少の重さは130Gr×31個=4.030+Kg
従って購入した清見タンゴールの重さは4.030~4.650Kgの間です。
5Kgではありませんでした。
「品質」では「訳あり」あることは承知していますが、「重さ」まで「訳あり」とは恐れいりました。
誠に残念です。

2014年10月17日 (金)

送料は、商品価額に併記すべきです

通販で色々な商品を購入します。購入商品は、電気製品、CD、本、文房具、果物などです。電気製品、CD、本などは、送料を無料にしている業者が多くありますので、送料無料の業者を利用することにしています。しかし、果物は、業者によって「送料」が異なり
・「送料込み」
・「送料別」
・「送料別なのか、送料込なのかが送料が無表示」
があり、果物の送料は非常に不明瞭です。
「送料込み」は別として、送料を含めた購入総額が商品のホームページを見ても直ぐには分からいのです。

「送料別」の場合
商品価額は「税抜き」と「税込」が表示され、その商品価額に「送料別」が併記されています。
「送料別」は商品価額に併記されていても、その「送料」の金額そのものは、商品価額とは探しに探さないと分からない別の場所に「送料」ボタンがあり、それをクリックするとやっと分かる仕組みになっています。
購入者に商品価額と「送料」を直ぐ分らせる仕組みにはなっていないのです。
少なくとも、[送料]がすぐ分かるように、商品価額に「送料」ボタンを併記すべきです。
業者は、「送料」を商品価額に併記すると、消費者に商品価額+送料=総額が高いことが直ぐ分かられて、購買意欲がなくなることを恐れて併記しないのだと思います。
因みに、送料を併記すると
ある業者の例:商品価額2400円+送料756円=総額3156円(送料の比率24%)
になり、消費者は高いなと思い、「今回は止めておこう。」となることを業者は恐れているのでしょうか。
それでも、「送料」は商品価額に併記すべきです。
高いと消費者に思われると思うのであれば、送料引き下げの努力をすべきです。540円の業者もいるのですから(これでも高いと思います。)

「送料別なのか、送料込なのかが送料が無表示」
「送料別」よりも、もっと悪質なのは「送料が無表示」です。
商品価額は「税抜き」と「税込」の両者が表示されていますが、商品価額の近傍には「送料」に関する用語が全くないので、「送料込み」なのか「送料別」なのかは全く分かりません。
ある業者では、余り見ないホームページの一番下の欄に「問い合せ」などと並べて「送料について」ボタンを付記し、それをクリックすると「送料」が分かる仕組みにしています。
しかし、この方法では消費者は送料のことをすっかり忘れて、購入手付きに入ってしまいます。
消費者は、ここで商品価額に「送料」が加算されているのを見て、初めて「送料」が掛かるのだと気づきます。
何故、「送料」について併記しないのでしょうか。その理由は、「送料別」と同じでしょう。
一種のだまし戦術で販売をしているのでしょう。
こんな姑息な方法ではなく、正々堂々と送料を商品価額に併記すべきです。業者は送料が商品価額に対し高いので送料を正々堂々と併記できないのであれば、引き下げに努力すべきです。

2013年10月11日 (金)

照明器具の四つの不当表示は、企業の社会的責任欠如の証し

照明器具事業者は、
① LEDの寿命4万時間の取扱い
② 蛍光灯照明器具の重要規規格:明るさと消費効率
③ 調色時のLED照明器具の明るさ
④ 省エネラベリング制度の省エネルギー基準達成率とエネルギー消費効率
など、消費者に対し照明器具の性能を正しく表記せず、正常な規格や表記に改めることもなく事業を行っています。
以上4項目について、事業者等の現状を下記にて報告します。
皆さんも、事業者に踊らされることなく、照明器具の性能を定量的に分析し、照明器具を選択しましょう。
そして、皆さんも以上について事業者等に改善を要望しましょう。

1. LEDの寿命4万時間の取扱い
  LED製品の出始めの頃は、「LED、高価で省エネ、長寿命」でしたが、
   今では、「購入者、いつま でも明るいと思うなLED」です。
 我々消費者は、製造・販売事業者に「40,000時間」の数字で踊らされています。
 具体的な例として、或る会社のLEDシーリングライトの広告を紹介しましょう。
 広告の内容は、「LEDランプの寿命は40,000時間、長寿命のLEDシーリングライトです。1日10
 時間の点灯で約10年交換不要です。」です。(≒40000/(365×10)
 この会社は、実用的使用可能時間は寿命時間よりも短いのにも拘わらず、10年も交換せずに使える
 と広告しているのです。別の云い方をすれば、男性の寿命80歳と元気に快適に働ける年齢は同じで
 あると云っているようなものです。
 この会社の10年交換不要は、他社製品より優れていると印象を消費者に与え、明らかに景品類及び
 不当表示法第4条に抵触すると思います。
  (注:画期的なLED用樹脂でも開発しない限り、10年交換不要は不可能です。)
 この40,000時間は照明器具の明るさ(全光束)が光束維持率70%になる時間で、明るさは点灯時間
 と共に徐々に低下して、40,000時間目には30%も暗くなっているのです。
 この30%減の明るさは、実用的な明るさであるとは云えません。
 この明るさのレベルは 4.5畳用照明器具を8畳の部屋で使用するような明るさです。交換しなければ、
 暗くて使用出来ものでありません。
 使用する側からすれば、40,000時間は寿命であって、実用的使用可能時間は10畳で15,000
 時間位~8畳で18,000時間位だと思っています。
  (注:実用的使用可能時間とは、「暗めの明るさ」になるまでの時間で、全光束が時間に対しリニア
     で低下すると仮定し算出した時間です。)。
 寿命と実用的使用可能時間に大きな差があるのですから、事業者は、『40,000時間の頃 でも点灯し
 ますが、初期の明るさの30%も暗くなりますよ。「暗めの明るさ(注)」の明るさでも必要でしたら、
 「何回かはLEDではなく照明器具そのものの交換が必要となります。』と啓蒙・説明・表記し、寿命時
 間と実用使用可能時間を規格や広告等で明確に使い分けるべきです。
  (注:「暗めの明るさ」とは、畳数によって異なりますが、4.5畳では標準定格光束の82%~10畳では
     89%~14畳では91%です。部屋の広さと共に率が低下します。下表[明るさのレ  ベル(シー
     リング器具)]を参照して下さい。)

                      [明るさのレベル(シーリング器具)]Photo_2

                          [明るさの減衰と交換回数]
  照明器具の明るさ(全光束)が、点灯時間に対して直線的に低下して行くと仮定した場合
  (注:全光束の減衰曲線が、公開されていないので直線的減衰と仮定) 
  H=(100-L)×40,000÷30
  L=100ー(30×H÷40,000)
  但し、H=点灯時間
       L=標準定格光束に対する明るさ(全光束)の率(%)
  A)8畳用
    a)暗めの明るさ(3,300/3,800=86.8%)になる迄の点灯時間は、17,600時間です。
        交換回数〓40,000÷17,600≒2.3回
      b)30%減の明るさ(2,660lm) は、4.5畳用を8畳の部屋で使用するような明るさ。
  B)10畳用
      a)暗めの明るさ(3,900/4,400〓88.6%)になる迄の点灯時間は、15,200時間です。
          交換回数=40,000÷15,200≒2.6回、
      b)30%減の明るさ(3,080lm)は、6畳用を10畳の部屋で使用するような明るさ。

                                                                                    [参考]
  LEDの寿命時間は、光束維持率が70%になる時間と定義されています。
  蛍光灯の寿命は光束維持率70%となる時間で、寿命時間は6,000時間~2,1000時間です。
  条件が同じでないと比較できませんから、LEDも蛍光灯に合せて70%としています。
  それでは、蛍光灯は何故70%なのでしょう。光束維持率=70%の時点で、蛍光灯がちらつき、部分
  発光、黒化などが発生し使用出来ない状態になりますので、70%としています。

2. 蛍光灯照明器具の重要規格:明るさと消費効率
  家電用電気・電子機器の省エネ化で、省エネラベリング制度(JIS C 9901:2000 平成12年8月20
  日制定)が平成12年に導入されました。
  表記すべきラベリング項目は
  ① 省エネ性マーク、
  ② 目標年度、
  ③ 省エネルギー基準達成率、
  ④ エネルギー消費効率
  の4項目ですが、この業界の事業者は、その中にある「エネルギー消費効率」をそのまま蛍光灯照明
  器具の規格にしてしまいました。
  これにより、蛍光灯照明器具の規格は、
  ① 全光束〓装着する蛍光灯の全光束(lm) 
  ② エネルギー消費効率(lm/W)=「装着する蛍光灯の全光束(lm)」/「照明器具の消費電力(W)」 とな
        っています。
  省エネルギーラベリング制度で定めているエネルギー消費効率は、省エネルギー基準達成率を算出
  するためのものであって、照明器具のエネルギー消費効率ではないのです。
  上項①、②から解るように、照明器具の全光束ではなく、装着する蛍光灯の全光束を使用していま
  すから蛍光灯を天井から紐でぶら下げて点灯したときの状態に近い使用での規格なのです。
    このような方法で照明器具を使用する人はどこにいますか。世界広し云えども、いないでしょう。
  全く実用的な規格ではないのです。
  蛍光灯照明器具は照明器具なのですから、事業者は照明器具としての規格を定めて省エネラベリ
   ング制度にある省エネラベリング項目と共に併記すべきなのです。
    ですから、
  蛍光灯の全光束に基づく規格を表記されても、購入者には全く役にはたたないのです。
  蛍光灯照明器具も、LED照明器具も、用途は同じですから、併記すべき規格項目および規格条件
    は、LED照明器具と同一にすべきものであり(統一化すべき)、変える必要は全くありません。
   (注:何故、変えたのか理由はよく分りませんが、
      ①光源を照明器具から外すことができるかどうか、
      ②照明器具のデザイン等の影響を排除するためではないかと思います。)
  照明器具としてあるべき規格は
  ① 全光束〓蛍光灯照明器具の全光束(lm)
  ② 固有エネルギー消費効率(lm/W)=「蛍光灯照明器具の全光束(lm)」/「蛍光灯照明器具の消費電
  力(W)」です。
  (注:省エネラベリング制度で対象になっている電気機器:エアコンディショナー、電気冷蔵庫、電気
     冷凍庫、テレビジョン受信機、蛍光灯のみの照明器具、全てエネルギー消費効率を使用してい
     ます。販売されている照明器具にはエネルギー消費効率と固有エネルギー消費効率があり、
      消費効率算出に使用する全光束が光源の全光束なのが前者(蛍光灯照明器具)で、照明器 
            具の全光束なのが後者(LED照明器具)で 区別しています。)  
  2012年3月21日には、蛍光灯照明器具の固有エネルギー消費効率の測定JIS C 8020:2012が制定
    されています。
  制定されてから既に1年半も経過しましたが、一向に固有エネルギー消費効率を採用しないのが、
  この照明器具業界なのです。
  怠慢なのか、不誠実なのか、業界全体でやれば怖くはないと云うのか、それとも省エネラベリング制
   度に遠慮しているのか、いずれにせよ現行の蛍光灯照明器具規格は不当表示なのです。
  何故、不当表示なのかは、この業界の方々は充分お分かりでしょう。
  理由1:照明器具の正常な使い方による性能を正しく表す規格ではない。
  理由2:蛍光灯照明器具の全光束及びエネルギー費効率の規格値は、LEDシーリング器具規格値
               より優れた数値になっています。
             下表・表1をご覧下さい。購入者は、この数値をみて直感的に蛍光灯照明器具の方が優れて
               いると判断します。
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             もし、蛍光灯照明器具も下表・表2のように全光束に照明器具の全光束を使用していれば、
      蛍光灯照明器具はLED照明器具よりも固有エネルギー消費効率が62.9/84.6=74%で、
             約25%も効率が劣ることが分ります。
           固有エネルギー消費効率の規格で表記すれば、LED照明器具の販売数が増え、より節電が
             進むと思います。
           固有エネルギー消費効率の規格を使用しないのは、
           a. 規格上の数値が下がることによる蛍光灯照明器具の販売数減の回避
           b. 改定(器具測定、HP&カタログ変更など)の費用
           のためなのでしょうか。非常に不可解です。

2    注1:どちらも10畳用ですから、照明器具の明るさは、LED照明器具と同じ明るさであるはずです。
   理由3:消費電力とエネルギー消費効率の数値が同じ製品なら、照明器具の明るさも同じになるか
               と云えば、照明器具のデザイン等の影響で同じになるとは云えません。機種選択が極めて
                困 難になります。
    理由4:蛍光灯照明器具とLED照明器具の規格の数値で、比較検討ができないようにしている。

3. 調色時の照明器具の明るさ
    「昼光色50%、電球色50%、昼白色100%方式の調色機能」や「昼光色70%、電球色30%、昼白
  色100%方式による調色機能」の付いたLEDシーリング器具が、調色3段、5段、10段と云って製造
    販売されています。
  (私は前者を50%方式、後者を70%方式と命名し、これを使っています。尚、昼光色100%、
  電球色100%、昼白色100%方式の調色は、100%方式としています。)
  50%方式や70%方式は、調色時実用的な明るさにすることができない調色方式です。
  昼光色・電球色の明るさは、定格寿命が来る前に既に昼白色(全灯時)の明るさの50%になってお
  ります、
  電球色の場合はお誕生日など部屋を暗くして雰囲気を楽しもうとする場合は役に立ちそうですが、
  昼光色では用途が違いますから暗くて全く役には立ちません。昼白色と同レベルでの明るさが必要
  なのです。
  使用して行けば、点灯時間と共に明るさは徐々に低下し、もっと暗くなります。表3をご覧下さい。
  昼光・電球色は、寿命時では標準の35%の明るさです。
  点灯していればよいと云うものではありません。        
Photo

   最近は、イラストによる調色システムの説明も削除し、調色の色と使い方のみの説明になり、明るさ
   の説明がなくなっています。それでも、この方式を調色できる照明器具として製造・販売を続けるの
     は、この業界に企業の社会的責任を果していると云えるのでしょうか、それとも忘れてしまっている
  のでしょうか。
   購入しても役立ちそうもない照明器具を、「調色できる。」とするだけで照明器具の単価を上げ、売上
   を伸ばそうとする経営は、購入者が目覚めれば、破綻します。
  
   また、調色時の明るさを定量的に示すことなく「調色できる。」のみを表示するのも、不当表示だと思
    います。
   まともな事業者になるために、そして消費者のために
     A)50%方式や70%方式を廃品種にする。
   B)調光のみ出来る単色(昼光色、昼白色、電球色)のLEDシーリング器具と100%方式の調色・調
      光機能付きのLEDシーリング照明器具で、2極化する。
   を推進しては如何でしょうか。

4. 省エネラベリング制度の省エネルギー基準達成率とエネルギー消費効率
   蛍光灯照明器具を省エネルギーすべき対象は、
   A)光源(蛍光灯の光出力「全光束」とその消費電力)
   B)点灯・制御等器具類の消費電力
   C)照明器具のデザイン等(樹脂カバーの材料、厚さ、色、反射率、光源取付け方法、光源取付け裏
        面の反射など)
  の3項目です。
  省エネラベリング制度(エネルギー基準達成率やエネルギー消費効率など)は、蛍光灯の全光束の
    向上と照明器具の消費電力削減に寄与し、成果を上げてきました。
    しかし、この改善により、照明器具の省エネ性(固有エネルギー消費効率)が向上したとは、必ずし
    も云うことはできないのです。
  ① 「蛍光灯照明器具のエネルギー消費効率lm/W」
          =「蛍光灯の全光束lm」/「照明器具の消費電力W」
  ② 「照明器具のデザイン等効率%」=「蛍光灯照明器具の全光束lm」/「蛍光灯の全光束lm」/100
    ↓
    「蛍光灯照明器具の全光束lm」=「蛍光灯の全光束lm」×「照明器具のデザイン等効率%」/100
   ③ 「蛍光灯照明器具の固有エネルギー消費効率lm/W」
          =「蛍光灯照明器具の全光束lm」/「蛍光灯照明器具の消費電力W」
          =「蛍光灯照明器具のエネルギー消費効率」×「照明器具のデザイン等効率%」/100
  上式③から解るように、
   たとえ蛍光灯照明器具の
   ①「エネルギー消費効率」が同じであっても
   ②省エネルギー基準達成率を達成していても
  「照明器具のデザイン等効率」により、照明器具の固有エネルギー消費効率は変るのです。
   済産業省総合資源エネルギー調査会省エネルギー基準部会照明器具等判断基準小委員会は、
  省エネルギー基準達成率とエネルギー消費効率の算出には、省エネルギーに影響のある「照明器
    具のデザイン等」を入れるべきでした。
  別の云い方をすれば、算出に照明器具に装着する蛍光灯の全光束ではなく、照明器具の全光束を
  いればよかったのです。Photo_2   注1:蛍光灯の全光束なのか、照明器具の全光束なのかは表記されてはいません。
                装着される蛍光灯の規格から、蛍光灯の全光束であると推定。
   注2:10畳用LEDシーリング器具の標準定格光束は4,400lmです。どちらも同じ10畳用ですから
                蛍光灯灯照明器具も、LED照明器具と同じ4,400lmで設計しているはず。
  上表・表4をご覧下さい。
   これは、A社の10畳用シーリング器具の例ですが、「照明器具のデザイン等効率」≒59%で、照明器
  具のデザイン等が光源の全光束を約40%遮っています。
  例えば、照明器具のデザイン等効率59%を53%(10%低減)に改善できれば、固有エネルギー消費
  効率は62.9%×59/53=70%に向上するのです。消費電力は、70W×53/59=63Wに低減します。
  また、2項の原因は照明器具業界が自主的に照明器具のエネルギー消費効率と全光束の規格値を
  併記しないことが主因ですが、近因としては4項にもあります。
以上述べた1項~4項は、いずれも「昭和37年法律第134号不当景品類及び不当表示防止法」第4条に抵触すると思います。
① 照明器具製造販売事業者(不当表示と企業の社会的責任の欠如)
② 日本照明工業会(工業会の役割とは、何であるかを忘れている?)
③ 経済産業省(照明器具業界をミスリード)
④ 消費者庁(もっと積極的に不当表示の摘出・勧告・指導を)
は、1項~4項を悔い改め、正常な状態に戻して下さることを切にお願い申し上げます。

参考資料
昭和37年法律第134号不当景品類及び不当表示防止法
蛍光灯器具エネルギー消費効率と固有エネルギー消費効率の算出方法 JIS C 8020:2012
家庭用電気機器省エネルギー基準達成率算出法 JIS C 9901-2000
照明器具等判断基準小委員会 最終取りまとめ(蛍光灯器具)(案)
照明器具等のエネルギー消費効率及びその測定方法について(案)
現行の蛍光灯器具のエネルギー消費効率の測定方法

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