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2013年1月

2013年1月30日 (水)

最近のTV番組は、文字を使いすぎ

「映像や 字の隙間から 垣間見る」
と云いたくなるほど、最近の民放の娯楽番組では
、感激、驚きなどの感情、タレントの音声、音などを文字化し、色々な場面で使われています。文字の使い過ぎではないでしょうか。
そして、教養番組でも、
テレビ画面の左上に「番組のタイトル」や「サブタイトル」などを常時表示している番組が殆どです。視聴者は、何の番組を視聴しているかよく分っていますけどね。
NHKもBS2を廃止し、BS1とBSプレミアムの2放送にした平成23年4月以降、 BSプレミアムでも地デジでも、「番組のタイトル」や「サブタイトル」などを常時表示または規則的間欠表示する番組が増えてきました。
私の記憶では、NHKでは平成23年3月以前は地デジの「国会中継」のみだったと思います。
平成23年4月以降、若冲、日曜美術館など美術番組、体感グレートネーチャなど次々と教養番組で表示されようになりましたが、今は減ってきました。最近でも「ひゃく名山」のシリーズ番組、スペシャル番組(例:超巨大イカ)などで表示されています。
常時表示や規則的』間欠表示される
「番組のタイトル」や「サブタイトル」など、鑑賞の妨げや撮影映像の芸術性や美観等を損なわせています。風景、山岳、美術作品などは、これらに邪魔されることなく、視聴・鑑賞・堪能したいのです。
相撲番組で画面左上に「大相撲初場所」とか、映画番組で画面左上に「七人の侍、OK牧場の決闘」など映画のタイトルや歌劇番組で「椿姫」などが表示されたら、視聴する気も失せてしまいます。
視聴者にとっては邪魔な存在でしかなく、何のメリットもないことを、その番組制作者は分っているのでしょうか。

視聴者の迷惑などは、そっちのけで
●放映している番組が何であるかを、文字で絶えず視聴者に自己主張・誇示しよう。
●映像だけでは、視聴者に分らせる自信が無い。文字を使おう。
●視聴者は、今視聴している映像だけでは何の番組か分っていないだろうから文字で分らせよう。
しているとしか思えませんね。
山岳のシリーズ番組(日本の名峰、世界の名峰グレートサミット”、ひゃく名山)で、「番組のタイトル」を常時表示しているのは「ひゃく名山」のみですが、赤枠白色の”ひゃく名山**岳”の文字が山の風景を台無しにしていますよ。あの文字がなければと思いながら、何時も観ています。
BSプレミアムで「アーカイブス」も見ていますが、「番組のタイトル」や「サブタイトル」がなく、撮影映像をすっきりと視聴・鑑賞・堪能できます。
視聴者の為に、画面の上下左右を問わず「番組のタイトル」等の常時表示や規則的間欠表示は、是非取止めて頂きたきいものです。NHKにとっても、時間と費用をかけ必要もなくなるメリットがあります。
「文字の乱用」と云えば、ニュース番組での日本語音声の字幕化も「文字の乱用」ですね。洋画でもあるまいし、ご丁寧に字幕化し、これが定着して仕舞いました。
これで、日本人は日本語音声でも理解する能力が知らず知らずのうちに徐々に低下して行くのではないかと危惧しています。
一般放送とは別に字幕放送がありますが、この字幕は、画面下部に透明観のある四角い黒枠の中に色つき文字(緑とか白など)で表示されています。それに隠されて映像が見難いですね。
ニュース番組で音声の字幕に費用、時間、人をかけるよりも、こちらの方にかけ、見易くなるように改善した方がよいと思いますが。
例えば、洋画の字幕のように画面下部に黒袋の白字にすれば、非常に見易いと思いますけど。

2013年1月26日 (土)

明るさを忘れた調色機能付きLEDシーリング照明器具 

                                                                                           [プロローグ]
LEDシーリング照明器具もそろそろ安くなったかなと、量販店のホームページ照明器具コーナーを開きました。調光・調色できるLEDシーリング照明器具が6畳用から14畳まで色々な機種が各社から発売されていました。
調色は5色(5段)もありましたが、昼光色、昼白色、電球色の3色(3段)が主流のようです。
量販店のホームページにある仕様には、調光は10段または連続、調色は3段、5段 常夜灯調光7段などが表記されていますが、肝心の明るさは、6畳用、10畳用としか表記していないメーカや全灯時の全光束、エネルギー消費率は表記していますが、昼光色・電球色の明るさ(全光束)を数値で表記していないメーカなどがあります。
何故、昼光色・電球色の明るさ(全光束)を数値で表記しないのか、また、調色時の昼光色・電球色の明るさは使える明るさなのだろうか、などいろいろと?になりました。
そこで。
◎調色の仕組みは、どうなっているのか、
◎調色時の明るさは、期待できるのか、
◎調色時の問題は、何か
調色時でも最大時の明るさを同レベルにする方法は
◎調色機能付、昼光色用、昼白色用、電球色用などいろいろなLEDシーリング照明器具
のベストな
  使い方は何か
について考察し、記したものです。
LEDシーリング照明器具の選択に、少しでも役立てばと思っています。


                                                                                              [考察]
1.調色の仕組み
    基本原理は、昼光色LEDと電球色LEDを照明器具に装着し、点灯分離した昼光色LEDと点灯分
    離した電球色LEDの点灯、無点灯の組合せで調色をする。
    A.3色(3段)
3
    B.5色(5段)
     昼光色LED、電球色LEDそれぞれ2等分する。
5_2
    C.上記の方法で7色、9色、11色も可能です。
     N色の場合、昼光色LEDと電球色LEDをそれぞれ(N-1)/2個のブロックで点灯分離させ、
    点灯・無点灯させて行けば、調色できます。但しNは奇数。

2. 調色機能付きLED照明器具の明るさ(全光束)
  A.3色(3段) 
    a.昼光色の明るさ(全光束)の最大値=La、電球色の明るさ(全光束)の最大値=Lbの場合

250117for_blog3

          b.昼光色の明るさ(全光束)の最大値=電球色の明るさ(全光束)の最大値=Laの場合
250117for_blog4
  B.5色(5段)
          a.昼光色の明るさ(全光束)の最大値=La  電球色の明るさ(全光束)の最大値=Lbの場合
250117for_blog5
          b.昼光色の明るさ(全光束)の最大値=電球色の明るさ(全光束)の最大値=Laの場合
250117for_blog6
    C.N色(N段)   
    昼光色の明るさ(全光束)の最大値=La
         電球色の明るさ(全光束)の最大値=Lb
         とします。
         X段目の明るさは、
         1≦X≦(N+1)/2
             照明器具の明るさ(全光束)=La+2(X-1)×Lb/(N-1)
         N+1)/2<X≦N
             照明器具の明るさ(全光束)=La+Lb-2(X-1)×La/(N-1)
    となります。
             但し、Nは奇数且つ昼光色LED、電球色LEDのそれぞれの点灯ブロック数は(N-1)/2個
         あること
250117for_blog1
         この方式の明るさの特徴は、調色の仕組みから
         a.1段目の明るさ<2段目の明るさ<***<((N+1)/2-1)段目の明るさ<(N+1)/2段目の
           明るさ>((N+1)/2+1)段目の明るさ>***>(N-1)段目の明るさ>N段目の明るさ
         b.(N+1)/2段目が、 La+Lb=Lcで最も明るくなる。
         c.1段目の明るさ=La<(La+Lb)  
     N段目の明るさ=Lb<(La+Lb)
   です。
            
3.調色機能付きLED照明器具の問題点
  この方式は、調色は確実にできます。問題は、調色したときの明るさです。
  (N+1)/2段目が最も明るくなりますが、この明るさを実用的な明るさに設定した場合、昼光色、電球
     色の明るさは実用的な明るさになるのかどうかです。
  6畳用は昼白色全灯で3,200lm 8畳用は昼白色全灯で3,800lm 10畳用は、昼白色全灯で
     4,400lm、12畳用は、昼白色全灯で5,000lm 14畳用は昼白色全灯で5,600lmになっています。
  (参考:標準定格光束をご参照下さい。)
     例として、N=3、La=Lbの10畳用照明器具で検討してみましょう。
   10畳用照明器具の昼白色全灯は4,400lmですから La(昼光色)、Lb(電球色)はそれぞれ
      2,200lmとなります。この2,200lmは、発売されている 4.5畳用の明るさ昼白色全灯の2,700lm
     よりも暗い明るさとなり、この明るさで支障なく使えるのでしょうか。
     特に昼光色では、快適な明るさではないと思います。昼光色好みの人は、暗くて使いづらいと思い
  ます。
     今の調色機能付きLED照明器具は、「調色はできるよ。でも、昼白色以外では明るさは期待しない
     でね。」のレベルではないのでしょうか。
  このようなことで、昼光色や電球色点灯時の明るさを数値で規格を表記していなのではないかと
     思います。いや、表記できないのでしょうね。
  昼光色の明るさを全灯時の70%にしているメーカがありますが、恐らくこの欠点をできるだけ抑える
     ためではないのでしょうか。

4.調色時、昼光色点灯、昼白色点灯、電球色点灯も最大時点灯と同じ明るさ(全光束)ににできる調
   光の仕組みとその問題点  
   例として La=Lbの調色100_2          
     調色のための調光      =X   0≦X≦1
     照明器具の明るさの調光  =Y   0≦Y≦1 
     昼光色の明るさ(全光束)  =La×Y×(1-X)
     電球色の明るさ(全光束)  =La×Y×X
     照明器具の明るさ(全光束)=Lc=La×Y×X+La×Y×(1-X)=La×Y
  により、調色しても昼光色、昼白色、電球色の明るさは同じ明るさにすることができ、且つ連続的調色
     ・調光が論理的には可能です。
     メーカが調色できる照明器具と謳うのであれば、この方式にすべきだとは思いますが、6畳用でも、
      昼光色、電球色そぞれ3,200lmが必要です。10畳用では昼光色、電球色そぞれ4,400lm、
  12畳用ではそれぞれ5,200lm、14畳用ではそれぞれ6,400lmが必要です。
 

                                                                                 〔結論]
1.現状の調色機能付きLEDシーリング照明器具は、調色はできるが、昼白色点灯時(または全灯時)
     以外では明るさは暗くなります。
 (例:昼白色100%のとき、昼光色は50%~70% 電球色は30%~50%)
2.調色時の昼光色、昼白色、電球色の明るさを同じ明るさにすることができるLEDシーリング照明器
     具は技術的には可能ですが、実現するには、コスト、サイズ、重量の引下げが必要。
     これは今後の課題ですが、実現するでしょう。

                                                         [LEDシーリング照明器具の機種選択]
1.昼白色好みので、電球色の明るさが昼白色全灯時の30%~50%でも必要な人は、
     調光・調色機能付きLEDシーリング照明器具を選択する。
2.昼白色好みので、電球色は必要でない人は、
     調光機能付き昼白色LEDシーリング照明器具を選択する。
3.昼光色好みの人は、
     調光機能付き昼光色LEDシーリング照明器具を選択する。
  この方が節電にもなり、価額も安くなります。(注:電球色LEDは、昼光色LEDよりエネルギー消費効
  率が20%ほど劣ります。)
4.電球色好みの人は、調光機能付き電球色のLEDシーリング照明器具を選択する。

                              **参考**
 
A社の調色機能付き8畳用照明器具は、昼光色点灯では昼白色の50%=1900lmで4.5畳用照明器具の標準定格光束の明るさも全く満たしません。14畳用ですと、やっと4.5畳用の標準定格光束の明るさになります。
B社の調色機能付き8畳用照明器具は、昼光色点灯では昼白色の70%=2660lmで4.5畳用照明器具の標準定格光束の明るさになります。
電球色点灯でも同様です。これから解るようにこの方式では、昼光色、電球色点灯では暗くて、実用的な明るさは期待できません。「調色は、できますよ。」の宣伝用とみた方がよいと思います。
更に、LEDには寿命があります。4万時間使用すると、使用開始時の明るさの70%に落ちます。代表的な製造会社A社とB社の調色・寿命時の明るさは、下表になります。
如何に暗くなってしまうのかよくお分かり頂けるかと思います。この方式の調色は、明るさ(LEDの寿命も含めて)を考慮して全く設計されてはいなのです(B社は昼光色について少し気にかけてはいるようですが、これでも全然不足します。)。
実用的でないに拘わらず、「調色出来る。」と表示するのは、不当表示では無いのでしょうか。正確に言えば、昭和37年法律第134号不当景品類及び不当表示防止に抵触していると思います。照明業界には企業の社会的責任があるとは云えないと思います。

Photo

一般的なA社のまとめ(50%方式)

705035_4

                             **追記** 
①A社から待望の連続調色と連続調光の両機能付LEDシーリング照明が発売されました。最大の明るさは昼光色ではほぼ100%、電球色ではほぼ100%で、4項をほぼ満たす照明器具です。価額は昼光色50%、電球色50%、昼白色100%方式の約3倍、重量は約1.5倍にもなります。そして多機能です。一寸手が出せませんが。それだけの価値はあると思います。                                                                                                     平成25年4月
②B社から安価で調色で明るさが変らない調光機能付LEDシーリング照明が23年6月に発売されました。色温度が2,800~6,000Kですが、全光束が10%アップの明るめです。技術は、どんどん進歩していきまね。
                                            平成25年9月28日改定

タイトル:「照明器具の四つの不当表示は、企業の社会的責任欠如の証し」の
①LEDの寿命4万時間の取扱い
②蛍光灯照明器具の重要規格(明るさと消費効率)
③調色時のLED照明器具の明るさ
④省エネラベリング制度の省エネルギー基準達成率とエネルギー消費効率
も併せてご覧下さい。
                                            平成25年10月31日

 

                           

 

 

 

                      

                              

 

2013年1月22日 (火)

省エネ・エアコンについて思うこと

エアコンの種類は多種あり、どの機種にしようか迷います。
更に、適用畳数、冷房・暖房、消費電力、APF、フィルター掃除、除菌・黴防止、室内機重量、室外機の設置距離(騒音、ノイズと電波障害)、風流制御、デザインなど多数の項目・規格があり、価額も絡んで来るのでなお迷います。
原発が停止している日本では、節電が第一ですから、まずは省エネ機種が対象です。
1.省エネ機種の選択
     エアコンの省エネレベルはAPFで表示されていますので、このAPFについて考察してみましょう。
     下表の6畳用エアコンを例にします。2501161_10     APFとは、「通年冷暖房消費効率」です。このAPFは、5.8、 6.3、 6.7の数字で表示し大きい数
     値ほど省エネがよくなります。
   2010年の5.8を100として、109、116などの数値が使われることもあります。
    A.APF
         JISが定めたが使用条件下でのエアコンの年間消費電力をAPFの算出に使用します。
 
 
  
   木造家屋の南向き和室・居間における   
         a.外気気35度で室温を27度に冷房し、6月2日から9月21日まで毎日9時間使用
      (年間1,008時間)したときの消費電力=通年冷房消費電力
    b.外気4度で 室温20度に暖房し、10月28日から4月14日まで毎日7時間使用
     (年間1,183時間)したときの消費電力=通年暖房消費電力
         を求め、通年冷暖房消費電力=通年冷房消費電力+通年暖房消費電力を算出しします。
    APFは
     
6畳では、4,408÷通年冷暖房消費電力
     8畳では、5,010÷通年冷暖房消費電力
    で算出します。
    例:6畳用エアコンのA社とB社のAPFは、下表の通りです。
2501162
  B.APFの落とし穴 
         例としてあげているA社とB社を省エネの点で、どちらを選ぶのがよいのでしょうか。
       APFの高いB社を選ぶと、大間違いをすることがあります。
          APFは、冷房と暖房の合計の通年消費電力=通年冷暖房消費電力による値なので、冷房、暖
    房どちらで省エネを行ってもよいわけです。
          製造事業者は暖房の省ネギ技術が優れていれば、これでAPF値を上げる事が可能 なのです。
          例えば、B社のエアコンのAPFは、6.8で、A社より1大きい値です。
          B社の冷房通年消費電力は、A社とほぼ同じですが、B社の暖房通年消費電力がA
社の80%
    なので、これでAPFがよくなっているのです。エアコンで暖房しない人が、APF値のみでB社を
    選ぶと、大損をすることになります。 (それは、B社の価額>A社の価額)
 
          エアコンで暖房したいのであれば、B社がよいと思います。
          自分にあった機種を選択するには、APF以外に、冷房、暖房それぞれの年間消費効率を調べ
    て、比較検討する必要があります。
           APF方式は、1kWh当たりの冷暖房できる容積(容積/通年冷暖房消費電力)なので、
この方
    式と同じ方法で、冷房の消費効率を通年冷房消費効率で、暖房の消費効率を通年暖房消費効
     率で算出し、通年冷房消費効率に通年暖房消費効率を加算しもAPFにはなりません.。
       APFに代わる消費効率略語の提案
        「1kWh当たりの冷暖房できる容積」ではなく、「容積1ユニット当たりに必要な冷暖房消費電力
    」にします。冷房および暖房についても同様な方法で算出します。
       これにより、通年冷房消費効率+通年暖房消費効率=通年冷暖房消費効率にすることができ
     ます。これにより、省エネの要因は、冷房なのか、暖房なのかがよく分ります。
2501163_5

2.省エネと省マネ
  エアコンの省エネは、年々改善されてAPFは6.3、 6.7などになっています。
  しかし、省エネ化するにはコストがかかり、エアコンの販売価額も同時に上がっています。
  APFを17%改善するのに、エアコンの価額が54%も上がっています(機能も向上していますが)。

  省エネにはなっても、回収に10数年もかかり、省マネーにはならないないのが現状です。
  これでは、省エネ・エアコンへの買換えは、なかなか進まないと思います。エコポイントを復活させま
  すか? 
  エコポイントで液晶テレビが一度に売れ、その後売れずに液晶テレビ事業が不振におちいった苦い
  経験がありますので、製造会社はエコポイントの復活に反対するかもしれません。
  我が家のエアコンは平成2年製のエアコンで、定格消費電力は740wです。当時は、省エネ効率は
  表記されていませんので、通年冷暖房消費電力を推定してみました。
  機種Aに買換えると、768/540×740-768=284KwHr/年 6,250円/年の節電効果は期待でき
  ますが、回収=89,800/,250≒14年もかかり、省マネには全くなりません。
  更に取外し料金と廃棄費用(4,500円+2,625円=7,125円)を加算すると、
  更に回収期間=(89,800+7,125)/,250≒15.5年で約2年増えます。
  定格寿命は10年ですから、回収率=6,250×10×(89,800+7,125)≒64%です。
  機種Aの89,800円は、その後値下がりで78,825円になり、回収率は89%と大幅に改善れました。2501164_3

3.エアコンを別の角度から総点検
  A.デザイン 
    省エネ、フィルター自動掃除、風流制御のためでしょうか、エアの取り入れ口を「前面から」から
    「上部」に変更し、壁にピッタリついた「平面的な箱形」から、「前に飛び出した形」へと変わってい
    ます。
  B.重量
    「風流の制御」の改善で、「室内機の重量」が10Kgから15Kgへと1.5倍になり、形も飛び出し
    た形」で更に重心が取付け壁から前に移動。
    果たして震度7に耐えるのでしょうか? 
    旧型:10Kg×15cm=150Kg・cm
    新型:15Kg×15cm=225Kg・cm
    新型は、平成24年のNew製品で、旧の約1.5倍の力が取付箇所にかかりますが、地震7での実
    績はありません。或る製造事業者に。実験をして安全を確認していますかと尋ねましが、して
    はませんと回答されましたので、15Kgの機種は選択の対象から外しました。
2501161_11      C.騒音 
    室内機の騒音が、35db(20年前の機種、測定法も変ったかも知れませんが。)から43db~47db
           になり、8db以上に増えています。
    騒音は9dbで8倍。12dbで16倍になり。非常にうるさくなっています。
  D.ノイズと室外機の設置 
    室内機の設置はテレビかから1m以上、室外機はテレビと1m以上離しなさいと取扱説明書に記
    載さていますが、中には2m以上、あるいは3m以上としているメーカもあります。
    3m以上では4.5畳、6畳で設置できるのでしょうか。2m以上だと、集合住宅(団地)ではテレビを
    ベランダ側のアルミサッシ側に設置すると、室外機のベランダでの設置は、隣の部屋のアルミサ
    ッシ側にしか設置できなくなります。
    C社のエアコンは売れているのでしょうか。ユーザーは、このことを知らずに購入しているかも知
    れません。
    或いは、メーカーの指示している設置距離が間違っているのかも知れません。
    ①ノイズの発生原因は、インバータ(スイッチングの電流のオンオフで発生)
    ②テレビへの侵入経路は、

      a.電源コード
      b.電波 アンテナ、TVのチューナ、分配器、分波器
      です。
    エアコンのノイズの大きさは、インバータの消費電力に依存します。
    インバータの消費電力は、エアコンの定格消費電力に依存します。
    従って、エアコンの定格消費電力によってテレビからの室外機の設置距離が変わる筈ですが、
    定格消費電力に関係なく一律になっています。
    何故一律にしているのが、理解できません。6畳用はテレビからの設置距離を短く、14畳用は
    設置距離を長くするが正しいのではないかと思いますが、メーカに一律の理由を聞いても、
    メーカーは頑なに一律を固持しています。
  E.温度1℃当たりのエアコンの消費電力は、暖房は冷房の約1.6倍の消費電力が必要です。
    ①冷房 35℃を27℃に冷房 温度差=8℃  → 180÷8 =22.5kWh/℃
    ②暖房 4℃を20℃に暖房  温度差=16℃ → 560÷16=35kWh/℃ 
    35÷22.5≒1.6 
4.今後の改善課題
    ①暖房の省エネ化
    ②暖房はヒートパイプを使っているので外気が低いと暖房できなくなる欠陥あり。
      暖房方式の改善
    ③震度7に耐える地震対策 室内機の軽量化、室内機の取付方法など
    ④騒音の低減
    ⑤ノイズの引下げ(一律1m 3mの真偽も含めて)
  などだと思います。
                                注:以上の価額は、平成24年初夏頃のある量販店の価額です。

 

  

2013年1月13日 (日)

蛍光灯照明器具の規格に固有エネルギー消費効率を

照明器具の性能の善し悪しは
①全光束
②エネルギー消費効率
③消費電力の三規格、色温度、調光・調色および省エネ基準達成率(蛍光灯照明器具)次第です。
或る販売事業者のホームペーで表示されているA社の10畳用シーリング照明器具の三規格は、
                    
蛍光灯照明器具    LED照明器具    比率
①全光束(lm)               7050      >    4400         /1.60倍
②エネルギー消費効率(lm/w)      113.7          >      84.6         1.34倍
③消費電力(w)                          62           >           52              1.19倍
です。
消費者は、
1.この規格を見て、エネルギー消費効率は蛍光灯照明器具の方がLED照明器具より非常に優れて
  いると判断し、蛍光灯照明器具を選択することがおきます。
  
注1:蛍光灯゙照明器具の全光束は装着している蛍光灯の全光束である「注釈」などが全くありません
         ないので、一般の消費者には分りません。
  注2::この表示は、蛍光灯照明器具はLED照明器具用よりも明るくエネルギー効率もよく優れた照明
     器具であると思わせ、しかも価額も安いので、蛍光灯照明器具の購入に誘導されることになる
     ので、法律第34号「景品表示法」に抵触するものと思われます。
  
2.販売されている蛍光灯照明器具の規格値を見較べて、機種の選択を間違えることもおきます。
  
(注:三規格の①と②は照明器具デザイン等の影響を排除した値なので、エネルギー消費効率が
          高いから、固有エネルギー消費効率も高いとは限りません。デザイン等の影響で逆転すること
     も当然おこります。)
一方では、「LED照明器具は蛍光灯照明器具より省エネで、年間***円もお得です。」と、テレビ
で宣伝しています。

製造・販売事業者のこのちぐはぐな行動は、どこから来るのでしょうか。
第一には、
1.器具等判断基準小委員会が定めたエネルギー消費効率の規定*1
    
照明器照明具等判断基準小委員会は、蛍光灯器具に装着される蛍光灯と点灯器具類  の省エネ基
  準達成率を把握する、させるため、「蛍光灯器具のエネルギー消費効率の算出方法は、蛍光灯
  器具に装着する蛍光ランプの全光束(lm)を蛍光灯器具の消費電力(w)で除して得られる数値と
  する。」を規定し、照明器具のデザイン等の影響を排除しています。
  
(注:この規定は照明器具のデザイン等の影響を排除しているので、照明器具の規格設定には適し
           てはいませんが、蛍光灯器具に装着される蛍光灯と点灯器具類の省エネ基準達成率を把握す
           るには、有効な測定方法だと思います。)

2.JIS C 810552011の付属書D2.3フィールドの内容詳細*2
  
D.2.3.4DATA_Bの「光源の数記載」やD2.3.5DATA_Cによる「全光束値の区分の記載」は、
  
①光源が分離できる照明器具の場合は、光源一つ当たりの全光束値を記載する。
  
②光源が分離できない照明器具の場合は、照明器具の全光束値を記載する。
  
とされており、「光源が分離できる照明器具」の場合は、「光源一つ当たりの全光束値」のみで、
  「照明器具の全光束値」を記載するようになっていません。
    (このJISには、未だに「光源が分離できる照明器具」と「光源が分離でない照明器具」 区分があ
       ります。)

3.製造事業者および販売事業者は、
  ①1項の照明器具等判断基準小委員会が規定したエネルギー消費効率の全光束は照明器具の全
   光束ではなく、搭載している蛍光灯の全光束を使用しているので、照明器具の規格にはならない
   こと。
  
②エネルギー消費効率はLED照明器具の方が蛍光灯照明器具より優れていること。
  は、十分に分っているのにも拘わらず、照明器具の規格に適さない且つLED照明器具りも大きく
  算出される1項の照明器具等判断基準小委員会が規定したエネルギー消費効率を、蛍光灯照明器
  具の規格設定に使用していることです。

第二には
照明器具製造事業者が会員である日本照明器具工業会と日本規格協会が、JISC 8020の改正案をつ
くり、2012321日にJIS C 80202012が改正されています。
改正日から早9ヶ月経っても、未だに製品規格を固有エネルギー消費効率に切り替えず、
1項を使い続けていることです。

以上のことから、蛍光灯照明器具関係者に下記の事項をお願いしたいと思います。

                          記
1.経済産業省にお願いしたいこと
  
①エネルギー消費効率の用語、定義、使用区分を下記にする。
    
A)適用範囲 電気光源を装着した一般用照明器具*2.
    
B)エネルギー消費効率は
      
a.共有エネルギー消費効率
      
b.固有エネルギー消費効率
               
とする。
    
C)共有エネルギー消費効率(lm/w)は、「照明器具に装着している光源の全光束
               (lm)」÷「照明器具の消費電力(w)」とし、省エネ基準達成率の算出に使用する。
      
D)固有エネルギー消費効率(lm/w)は、「照明器具の全光束(lm)」÷「照明器具の消費電力(w)」
      とし、照明器具の規格設定に使用する。
 
②今後の省エネ
       
光源利用率=Elsとすれば
   
A)照明器具の全光束=Els×光源の全光束
   
B)固有エネルギー消費効率=Els×共有エネルギー消費効率
        で
す。
     
以上の式から。
    照明器具の省エネは、
     
A)共有消費効率の向上
      
B)光源利用率の向上
     
の2方法となります。
      従って、
共有エネルギー消費効率(旧エネルギー消費効率)の向上の次に推進する省エネは、
   光源利用率の向上だと思います。
    そ
れには、照明器具のデザイン等(カバーの形状・材質・光透過率・反射率、照明器具内部の
   上部反射率・光源の配置・配列など)の改善です。
     
例えば、Els60%から65%に改善したとすれば、照明器具の固有エネルギー消費効率を8%
    向上させることができます。
  
③製造事業者および販売事業者が、
   
A)蛍光灯照明器具のエネルギー消費効率および全光束の規格を、JIS C 802 2012の固有エネ
             ルギー消費効率および照明器具の全光束に変更するように
   
B)製造事業者は、デザイン等(カバーの形状・材質・光透過率・反射率、照明器具内部の上部反
            射率・光源の配置・配列など)を改善し、固有エネルギー消費効率を向上させるように
       
のご指導です。

2.改定案を作成した日本照明器具工業会及び会員(製造事業者及び販売事業者)にお願したいこと
  
①消費者に役立つ正しい規格の設定
  
②消費者が、蛍光灯器具の規格を比較して選択できる規格の設定
  
③消費者が、電気光源の異なる照明器具(例:LED照明器具)の規格と比較して選択できる規格
   の設定
  
④更なる省エネの推進
  
そのために
  
①経済産業省のご指導のもとに、市場に混乱をおこさせることなく、蛍光灯照明器具の規格にして
         いる蛍光灯照明器具に装着している蛍光灯の全光束およびその全光束によ
るエネルギー消費効
    率を、JIS C 80202012の固有エネルギー消費効率と照明器具の全光束」による規格への
速やか
          な
変更
  ②共有エネルギー消費効率アップと併せて、照明器具のデザイン等(カバーの形状・材質・光透過
     率・反射率、照明器具内部の上部反射率・光源の配置・配列など)の改善 による固有エネルギー
          消費効率の向上
の推進です。

以上が、「蛍光灯照明器具の全光束とエネルギー消費効率の規格」に対する私の想いです。
蛍光灯照明器具関係者の皆さん
消費者の皆さん
どう思われますか。

出典
*1:総合資源エネルギー調査会省エネルギー基準部会 照明器具等判断基準小委員会最終取りまとめ(蛍光灯器具)案
*2JIS C 810552011 照明器具-第5部:配光測定方法
*3JIS C 80202012 蛍光灯器具のエネルギー消費効率と固有エネルギー消費効率の算  出方法

参考
昭和37年法律第134号不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)

「省エネラベリングと蛍光灯照明の規格」も、ご参照下さい。

 

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