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2013年1月22日 (火)

省エネ・エアコンについて思うこと

エアコンの種類は多種あり、どの機種にしようか迷います。
更に、適用畳数、冷房・暖房、消費電力、APF、フィルター掃除、除菌・黴防止、室内機重量、室外機の設置距離(騒音、ノイズと電波障害)、風流制御、デザインなど多数の項目・規格があり、価額も絡んで来るのでなお迷います。
原発が停止している日本では、節電が第一ですから、まずは省エネ機種が対象です。
1.省エネ機種の選択
     エアコンの省エネレベルはAPFで表示されていますので、このAPFについて考察してみましょう。
     下表の6畳用エアコンを例にします。2501161_10     APFとは、「通年冷暖房消費効率」です。このAPFは、5.8、 6.3、 6.7の数字で表示し大きい数
     値ほど省エネがよくなります。
   2010年の5.8を100として、109、116などの数値が使われることもあります。
    A.APF
         JISが定めたが使用条件下でのエアコンの年間消費電力をAPFの算出に使用します。
 
 
  
   木造家屋の南向き和室・居間における   
         a.外気気35度で室温を27度に冷房し、6月2日から9月21日まで毎日9時間使用
      (年間1,008時間)したときの消費電力=通年冷房消費電力
    b.外気4度で 室温20度に暖房し、10月28日から4月14日まで毎日7時間使用
     (年間1,183時間)したときの消費電力=通年暖房消費電力
         を求め、通年冷暖房消費電力=通年冷房消費電力+通年暖房消費電力を算出しします。
    APFは
     
6畳では、4,408÷通年冷暖房消費電力
     8畳では、5,010÷通年冷暖房消費電力
    で算出します。
    例:6畳用エアコンのA社とB社のAPFは、下表の通りです。
2501162
  B.APFの落とし穴 
         例としてあげているA社とB社を省エネの点で、どちらを選ぶのがよいのでしょうか。
       APFの高いB社を選ぶと、大間違いをすることがあります。
          APFは、冷房と暖房の合計の通年消費電力=通年冷暖房消費電力による値なので、冷房、暖
    房どちらで省エネを行ってもよいわけです。
          製造事業者は暖房の省ネギ技術が優れていれば、これでAPF値を上げる事が可能 なのです。
          例えば、B社のエアコンのAPFは、6.8で、A社より1大きい値です。
          B社の冷房通年消費電力は、A社とほぼ同じですが、B社の暖房通年消費電力がA
社の80%
    なので、これでAPFがよくなっているのです。エアコンで暖房しない人が、APF値のみでB社を
    選ぶと、大損をすることになります。 (それは、B社の価額>A社の価額)
 
          エアコンで暖房したいのであれば、B社がよいと思います。
          自分にあった機種を選択するには、APF以外に、冷房、暖房それぞれの年間消費効率を調べ
    て、比較検討する必要があります。
           APF方式は、1kWh当たりの冷暖房できる容積(容積/通年冷暖房消費電力)なので、
この方
    式と同じ方法で、冷房の消費効率を通年冷房消費効率で、暖房の消費効率を通年暖房消費効
     率で算出し、通年冷房消費効率に通年暖房消費効率を加算しもAPFにはなりません.。
       APFに代わる消費効率略語の提案
        「1kWh当たりの冷暖房できる容積」ではなく、「容積1ユニット当たりに必要な冷暖房消費電力
    」にします。冷房および暖房についても同様な方法で算出します。
       これにより、通年冷房消費効率+通年暖房消費効率=通年冷暖房消費効率にすることができ
     ます。これにより、省エネの要因は、冷房なのか、暖房なのかがよく分ります。
2501163_5

2.省エネと省マネ
  エアコンの省エネは、年々改善されてAPFは6.3、 6.7などになっています。
  しかし、省エネ化するにはコストがかかり、エアコンの販売価額も同時に上がっています。
  APFを17%改善するのに、エアコンの価額が54%も上がっています(機能も向上していますが)。

  省エネにはなっても、回収に10数年もかかり、省マネーにはならないないのが現状です。
  これでは、省エネ・エアコンへの買換えは、なかなか進まないと思います。エコポイントを復活させま
  すか? 
  エコポイントで液晶テレビが一度に売れ、その後売れずに液晶テレビ事業が不振におちいった苦い
  経験がありますので、製造会社はエコポイントの復活に反対するかもしれません。
  我が家のエアコンは平成2年製のエアコンで、定格消費電力は740wです。当時は、省エネ効率は
  表記されていませんので、通年冷暖房消費電力を推定してみました。
  機種Aに買換えると、768/540×740-768=284KwHr/年 6,250円/年の節電効果は期待でき
  ますが、回収=89,800/,250≒14年もかかり、省マネには全くなりません。
  更に取外し料金と廃棄費用(4,500円+2,625円=7,125円)を加算すると、
  更に回収期間=(89,800+7,125)/,250≒15.5年で約2年増えます。
  定格寿命は10年ですから、回収率=6,250×10×(89,800+7,125)≒64%です。
  機種Aの89,800円は、その後値下がりで78,825円になり、回収率は89%と大幅に改善れました。2501164_3

3.エアコンを別の角度から総点検
  A.デザイン 
    省エネ、フィルター自動掃除、風流制御のためでしょうか、エアの取り入れ口を「前面から」から
    「上部」に変更し、壁にピッタリついた「平面的な箱形」から、「前に飛び出した形」へと変わってい
    ます。
  B.重量
    「風流の制御」の改善で、「室内機の重量」が10Kgから15Kgへと1.5倍になり、形も飛び出し
    た形」で更に重心が取付け壁から前に移動。
    果たして震度7に耐えるのでしょうか? 
    旧型:10Kg×15cm=150Kg・cm
    新型:15Kg×15cm=225Kg・cm
    新型は、平成24年のNew製品で、旧の約1.5倍の力が取付箇所にかかりますが、地震7での実
    績はありません。或る製造事業者に。実験をして安全を確認していますかと尋ねましが、して
    はませんと回答されましたので、15Kgの機種は選択の対象から外しました。
2501161_11      C.騒音 
    室内機の騒音が、35db(20年前の機種、測定法も変ったかも知れませんが。)から43db~47db
           になり、8db以上に増えています。
    騒音は9dbで8倍。12dbで16倍になり。非常にうるさくなっています。
  D.ノイズと室外機の設置 
    室内機の設置はテレビかから1m以上、室外機はテレビと1m以上離しなさいと取扱説明書に記
    載さていますが、中には2m以上、あるいは3m以上としているメーカもあります。
    3m以上では4.5畳、6畳で設置できるのでしょうか。2m以上だと、集合住宅(団地)ではテレビを
    ベランダ側のアルミサッシ側に設置すると、室外機のベランダでの設置は、隣の部屋のアルミサ
    ッシ側にしか設置できなくなります。
    C社のエアコンは売れているのでしょうか。ユーザーは、このことを知らずに購入しているかも知
    れません。
    或いは、メーカーの指示している設置距離が間違っているのかも知れません。
    ①ノイズの発生原因は、インバータ(スイッチングの電流のオンオフで発生)
    ②テレビへの侵入経路は、

      a.電源コード
      b.電波 アンテナ、TVのチューナ、分配器、分波器
      です。
    エアコンのノイズの大きさは、インバータの消費電力に依存します。
    インバータの消費電力は、エアコンの定格消費電力に依存します。
    従って、エアコンの定格消費電力によってテレビからの室外機の設置距離が変わる筈ですが、
    定格消費電力に関係なく一律になっています。
    何故一律にしているのが、理解できません。6畳用はテレビからの設置距離を短く、14畳用は
    設置距離を長くするが正しいのではないかと思いますが、メーカに一律の理由を聞いても、
    メーカーは頑なに一律を固持しています。
  E.温度1℃当たりのエアコンの消費電力は、暖房は冷房の約1.6倍の消費電力が必要です。
    ①冷房 35℃を27℃に冷房 温度差=8℃  → 180÷8 =22.5kWh/℃
    ②暖房 4℃を20℃に暖房  温度差=16℃ → 560÷16=35kWh/℃ 
    35÷22.5≒1.6 
4.今後の改善課題
    ①暖房の省エネ化
    ②暖房はヒートパイプを使っているので外気が低いと暖房できなくなる欠陥あり。
      暖房方式の改善
    ③震度7に耐える地震対策 室内機の軽量化、室内機の取付方法など
    ④騒音の低減
    ⑤ノイズの引下げ(一律1m 3mの真偽も含めて)
  などだと思います。
                                注:以上の価額は、平成24年初夏頃のある量販店の価額です。

 

  

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