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2013年2月11日 (月)

滝名と日本国名の読み方の統一化

ホームページで「日本の滝100選」の滝の画像を見ていましたら、ホームページ毎に華厳滝、那智滝など漢字名が違うことに気がつきました。どれが正しい漢字名なのか気になり、調べてみました。調べていくうちに日本国名の読み方も気になりました。
1.滝名の書き方と読み方
    1)人名      源義経=ミナモトノヨシツネ 平清盛=ミナモトノヨシツネ 柿本人麻呂=カキノモトノヒト
                       マロ
    2)植物名 青栂桜=アオノツガザクラ 蝦夷栂桜=エゾノツガザクラ 秋麒麟草=アキノキリンソウ」
    3)地名     不忍池=シノバズノイケ 天橋立=アマノハシダテ
    と読み、源の義経、柿の本の人麻呂、青の栂桜、秋の麒麟草などとは決して書きません。
    然し、何故か滝名では,「**の滝」が極めて多く、それにつられて「華厳」、「那智滝」、「竜頭滝」まで
    もが「華厳の滝」、「那智の滝」、「竜頭の滝」と表記されているのが、多々見受けられます。
    例えば、
    1)広辞苑第六版では、                華厳滝、那智の滝  竜頭の滝  袋田の滝  養老の滝、霧降滝
    2)ブリタニカ国際大百科事典では、華厳滝、那智滝、 竜頭滝、  袋田の滝  養老ノ滝
    3)Wikipediaでは、                   華厳滝、那智滝、   竜頭滝、  袋田の滝、養老の滝、霧降の滝
                                  箇所によっては、華厳の滝、那智の滝と表記
    4)ブログでは
        a.ブログ1 日本の滝百選       華厳の滝、那智の滝、袋田の滝、
        b.ブログ2 日本の滝百選       華厳の滝、那智の滝、袋田の滝、白糸滝(珍しい表記)
     となっています。
   何故、©のように違うのでしょう、滝管理者、地方自治体の観光部門、地元元、滝愛好家などが、国土
  地理院の地名を使わず、それぞれの知見で表記することに原因があるのではないかと思います。
  これは、滝名に限ったことではなく、「曖昧さで物事を処理する日本人特有の癖・習慣」の現れなの
     ではないでしょうか。
  有名な華厳滝、那智滝などの公式滝名は、果たしてどれなのでしょうか。
      国土地理院の2万5千分1地図では、「華厳滝、那智滝、竜頭滝、霧降滝、白糸滝」の表記は、
     1)華厳滝
    a.「華厳滝」(栃木県日光市にある滝)、 「華厳の滝」は、なし
   2)那智滝
         a.「那智大滝」(和歌山県那智勝浦町那智川にある滝)  
    b.「那智の滝」(宮崎県延岡市にある滝)
    c.「那智滝」(島根県隠岐の島町にある滝)
   3)竜頭滝
    a.「竜頭滝」(栃木県日光市と島根県江津市にある滝)、「竜頭の滝」は、なし
   4)霧降滝
         a.「霧降滝」(栃木県日光市にある滝)
    b.「霧降の滝」(徳島県二本松市にある滝)
     5)白糸滝
    a.全国にある15箇所の滝は、全て「白糸の滝」です。「白糸滝」は、なし
   となっています。
     これが、公式滝名です。
     従って、日光市の「華厳滝」は公式滝名ですが、和歌山県にある滝、「那智滝」も「那智の滝」も、
  いずれも間違いで、「那智大滝」が公式滝名です。
     地元が国土地理院の滝名にはなじめない・相応しくないとするのなら、関係者(地元、滝の管理所者、
     地方自治体の観光部門など)が協議して、改名を国土地理院に申し入れれば良いと思います。
     山岳名でも議論され、変更されたことがあります。
     それは、「劔岳」です。「ツルギダケ」の漢字表記は、「剣岳」と「劔岳」があり、「剣岳」は当用漢字です。
     地元の上市町が国土地理院に改名を申し入れ、「剱岳」に改名されました。2004年以降の国土地理
     院の2万5000分1地図では、「剱岳」と表記されています。
    (注:国土地理院の地図名は「2万5000分の1地図」ではく、「2万5000分1地図」が公式名です。)

2.名称
  1)人名の読み方
     人名は、本人が管理できる唯一の名称で、その読み方も本人自らが管理できます。
     出生届のとき、読み方については届け出をしません。読み方は、名付け親が決めています。
    従って、本人と親族以外の人は、読む人の知見で勝手な読み方をしますので、国、地方自治体、
          会社、病院、学校などから全て読み方を求められ、読み方を書類に記載しています。
    読み方が気にいらなければ、読み方を変えることも可能ですが、
     小学校>中学校>高校>大学に進学>就職の早い節目で行うのがベター。社会人では、困難。
    読み方を変えられる範囲は、音読みか訓読みかの程度で、重箱読みは避けた方が無難です。
          例えば、俊明を、「シュンメイ」、「トシアキ」の程度です。
  2)我が国で最も曖昧な読み
     それは、国名「日本国」です。
    「日本」の読みは、「ヒノモト」、「ニホン」、「ニッポン」の三通りです。
     国名以外で「日本」を名称に取り入れている企業、学校など組織・団体では、「ニッポン」として
           いるのは95件ほど分りましたが、「ニホン」としている組織・団体の件数は、遙かに多いのが現状
          です。
     日本政府は、日本国の「日本」の読みは「ニホン」と「ニッポン」のどちらでもよいとしています。
     日本人特有の八方美人的曖昧さの象徴の様なものです。
     国名の読み方で、このようにしている国はどこにあるのでしょうか。
     どちらかに決めるべきではないかと思います。
     例えば、
     a.日本国憲法  ニホンコクケンポウ→ニッポンコクケンポウ
     b.日本工業規格 ニホンコウギョウキカク→ニッポンコウギョウキカク
     c.日本インドネシア平和条約 ニホンビルマヘイワジョウヤク→ニッポンビルマヘイワジョウヤク
    にすべきです。  
     その理由は、屁理屈的ですが、
     a.ニッポンの方が、ニホンより古くから使われていたと云われています。
     b.ニッポンの方が音韻の響きがよく、力強い。ニホンは優しいが、歯から空気が漏れたような音
         韻です。ニホンは、まず応援には使えない。
     c.「日」を「二」と読める学術的根拠がない? 当て字的な感じがします。
     d.お札ではNIPPONを使っており、「ニッポン」に慣れしたずんでいます。抵抗感がない。
     により、日本国の読みは、「ニッポンコク」としたい。
     「日本」の「日」は、音読みでは「ニ」とは読みません。「ニチ」又は「ジツ」です。
     訓読みでは「ヒ」又は「カ」 です。従って「ニホン」と読むには非常に無理があると思います。
     それでは、「日本」を何故「ニッポン」と読めるのでしょうか。
    それは、日本語の特性(連濁)によるものです。
     「日本」は、「日」と「本」の複合語。音読みで読めば、「ニチ」+「ホン」=「ニチホン」です。
     「日本」は、「ニチホン」です。
     「日本語では、複合語の前部の最後の音節が「ツ」、「チ」、「ク」、「ジュウ」で、後部の第1音節が
     「ハヒフヘホ」のときは、「ツ」、「チ」、「ク」」は撥音の「ッ」、「ジュウ」は「ジッ」または「ジュッ」となり、
     「ハヒフヘホ」は半濁音の「パピプペポ」となります。
    例: 1本、2本、3本、4本、5本、7本、8本、8本、9本、10本
    音読み イチホン、ニホン、サンホン、ヨンホン、ゴホン、ロクホン、ナナホン、ハチホン、 
          キュウホン、ジュウホン
    実読み イッポン、ニホン、サンボン、ヨンホン、ゴホン、ロッポン、ナナホン、ハッポンまたは
                       ハチホン、キュウホン、ジッポンまたはジュッポン
     このルールで、「日本」は「ニッポン」と読めるのです。
     今からでも、国、地方自治体及び関連公共団体における日本の読み方だけは統一して貰いたい
          ものです。
     そして、この統一の読み方は、「ニッポン」がよいと思っています。
  3)最悪は、存在するものに名称をつけないこと
     それは、尖閣諸島のそれぞれに島名もつけていなかったことです。読み方・書き方以前の問題で
          す。島名がなく地図にも記載されず、国、石垣市や持ち主はどのようにして管理していたのでしょ
          うか。
          政府は、1895年明治政府が自国領土にしてから117年後の2012年3月2日に命名する始末です。
          現在、Googleの地図では、日本の島名と中国の島名が併記されています。
          明治政府が1895年に島名を命名しておけば、このようなことはおきなかったと思います。
最後に、「ものには正しい名称が必要であり、全ての人が正しい名称でことをなすべきなのです。そして正しく継承すべきです。」

                                                                                      [追記]
「全然」は否定的のときに使うもものですが、今は肯定的のときにも使っている人が多数おられます。
「全然、駄目です。」と使うべきなのに、「全然、いいです。」と使っています。非常に違和感がありますが、使っている人は全く気にしていないようです。「全然」を「非常に」と理解しているようです。
「漏洩」は、誰憚ることなく無く「ろうえい」と読んでいますが、正しくは「ろうせつ」です。
日本人はこれを正す教育もしないし、また社会もこれを直そうとしません。時々、クイズ番組で正しい読み方・正しい使い方で出てくる程度です。
長年、誰もが間違って使って行くうちに、いつの間にかあたりまえの使い方とされて行くように、「滝名」をこのまま放置しておけば、やがて華厳滝、那智滝、那智大滝、竜頭滝もすべて華厳の滝、那智の滝、竜頭の滝になるのかもしれません。
然し、滝名で「利害」が生じたときは、それに関与している地元や市町村の観光部門は、周章てて滝名をどうするべきか喧喧諤諤と議論し、決めることになると思います。
                                                         参考資料:国土地理院の2万5000分1地図、広辞苑第六版、
                                                                                    ブリタニカ国際大百科事典、Wikipedia


                                                                           






      
  

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