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2014年4月10日 (木)

標準画質で放映されない映像とそれに対応できない映像レコーダ

S社のブルーレイ・レコーダを使用して映画などの番組を録画していますが、録画画質が放送局或いは放映番組によっては大幅に異なります。この原因は、標準画質でない放映と標準画質をベースに設計されたレコーダの欠陥によるものです。
(注:標準画質とはビットレートが24Mbpsで放映される画質、HDD録画上では25Mbps、B D上では25.6Mbpsです)
例1.BS103
映画126分をHDDに録画倍数2倍で録画したところ、HDDの消費時間は63分で正常に録画されていましたが、4月3日コズミックフロント59分をHDDに2.4倍で録画したところ、24.5分(=59/2.4)ではなく18分でした。この原因はNHKでもこの番組では、放映画質がほぼ地デジ(67%)並みの73%に低下させていたためでした。遂に4月からスターチャンネルと同様にビットレートを下げ始めたのでしょうか。他の番組についてはBS放送9例ですが69%~96%でした。(参考を参照して下さい。)
 ”コズミックフロント オロチとヒミコ”2014/4/4放映
 ・放映時間=59分
 ・指定録画倍数=2.4倍
 ・HDDの消費時間=18分
 ・HDDの録画画質=18/59=31%(録画倍数換算3.28倍)
 ・放映画質=31%×2.4=73%(倍数換算1.37倍)

例2.スターチャンネル
映画115分を2倍でHDDに録画したところ、HDDの消費時間は38分、録画画質は33%、倍数換算で115/38=3.0倍になりました。本来なら115/2=58分になる筈です。何故、38分になったのでしょう。
放映画質が1.5倍圧縮されていたためです。
 ・放映時間=115分
 ・指定録画倍数=2倍(期待録画画質0.5)
 ・HDDの消費時間=38分
 ・HDDの録画画質=38/115=33%(倍数換算で3倍)
 ・放映画質=33%×2=66%(倍数換算で1.5倍)

例3.スターチャンネル “Blue Deep Sea”(2014/04/17)
放映時間105分をHDDに指定録画倍数=1(DRモード)で録画し、HDDからBDにダビング。(ダビング目標:BD残時間で最大の録画画質でダビングすること)
a)放映映画をHDDで録画
 ・映画の放映時間=105分
 ・指定録画倍数=1倍
 ・HDDの録画消費時間=57分。
 ・HDDの録画画質=57/105=54%(倍数換算で1.84倍)
 ・放映画質=54%×1=54%(倍数換算で1.84倍)
b)HDDからBDにダビング
 ・BD残時間=52分、57分には5分不足。
 ・放映時間105分(=HDDの録画消費時間(57分)をBD残時間52分にダビングするには
  57/52=1.02倍に圧縮すれば可能です。
 ・しかし、レコーダのダビング倍数は1、1.5、1.6、**、**、2、**、**、3、5、**、**で、
   1.02はなく最小でも1.5倍です。
 ・1.5倍ダビング時の最大録画可能時間=52分×1.5=78分
 ・2倍ダビング時の最大録画可能時間=52分×2=104分
 レコーダの自動圧縮ダビング機能が働き、BDの残時間52分に105分をダビングするには2倍
 (←105/52=2.02倍)でダビングしますとメッセージが表示されました。
 自動圧縮ダビング機能が働かなければ、BDに1.5倍でのダビングは可能なのです(57分<78分)。
 しかし、自動圧縮ダビング機能は、解除できませんので、録画画質を2.76(←1/1.84×1.5)
   から1/3.68(←1/1.84×2)に悪くさせて且つBD残時間をフルに使わず、残時間14.5分(注:52-57/2
    =14.5分)を残してのダビングです。
c)この原因は、「全てのBS放送局が、24Mbpsで放送されている。」ものとして、レコーダが設計されて
    いるためです。このレコーダの録画倍数1.5倍、2倍、3倍、*倍等は、各放送局の放映画質に対して
    の録画倍数になっています。
  指定録画倍数=N倍、放映画質=L%とすれば、HDD録画の録画画質は1/N倍でなくL/N%とな
  ります。
  Lは、例えばスターチャンネルでは映画毎に異なり、27%~59%(今まで経験したこのある放映画質)。
    従ってHDDの録画画質は、0.27/N~0.59/Nとなります。2倍録画では、0.14~0.3倍、3倍録画
  では0.1~0.2倍の録画画質となります。スターチャンネルの映画録画は、安心してN倍では録画で
    きません。
    スターチャンネルなど放送局が、放映番組毎に放映画質L%(或いはビットレート)を事前に公開して
  いれば、好みの録画画質・録画時間になるように指定録画倍数Nを指定でき、Nを有効に使用でき
   るのですが、残念ながらMは公開されておりません。「公開して下さい。」とスターチャンネルに申し入
   れたら、企業秘密で公開できませんと拒否されました。

                                 [非標準画質の放映とレコーダの欠陥とに対応する為の録画方法]
1)ビットレート24MbpsのBS放送は、必要な録画倍数でHDDに録画する。
    HDDからダビング倍数1倍でBDにダビングする
2)24Mbpsで放映しないBS放送、例えばスターチャンネルなどの場合、
    ・放映時間=Tb
    ・HDDの録画残時間=Thb
    ・録画後HDDの録画残時間=Tha
    ・放映画質=(Thb-Tha)/Tb=Q
   a)録画倍数=1でHDDに録画する。
   b)1≧Q>1/3ならば、BDでの録画画質が1~1/3倍になるようにダビング倍数を設定する。
      注意すべきことは圧縮自動コピー機能が働かないような倍率を選択する。
c)1/3≧Q≧1/5倍ならば、そのままの状態でBDにダビングする。
c)Q<1/5ならば、BDへのダビングは諦める。そしてHDDからも削除する。
注:BDでのダビング倍数を1~3倍にする理由
  TVサイズは37インチなので、37インチで画質をどこまで落とせるか実験した結果、録画画質は
  倍数換算で最大3倍(最小値33%)でした。
3)実例
  スターチャンネル 映画タイトル“イレイザー” 2014/04/09放映
    ・放映時間= 115分
    ・指定録画倍数= 1倍
    ・HDDの録画前残時間=4時間25分=265分
    ・録画後HDDの録画残時間=3時間21分=201分
    ・HDD録画時間=256-201=64分
    ・HDD録画画質=64/115=56%
    ・放映画質=56%×1=56%
    Q=0.56(56%)なのでダビング倍数2~3倍でBDにコピー可能。
    ・BDへのダビング倍数=1.5倍(←3×0.56=1.68)
    ・BDの残時間=4時間09分=249分
    ・コピー後BDの残時間=3時間36分=216分
    ・BDダビング消費時間=33分
    ・BD画質=33/115=0.29=29%
    ・本来のBD画質は56%/1.5=37%。
     37%なるべきところ、29%になり、/29/37=78%で22%もダビング画質が低下していました。
    この原因は、コピーの画質倍数はQ=1の時はレコーダは正常に機能するが、放映画質Q≠1の場合
    は、正常に機能しないためと思っています。 

  
                                                      [映像レコーダ製造事業者へのお願い]
25.6Mbpsでない画質の映画等の放映録画に対応するため、レコーダを抜本的に改善する必要があります。
1.総合録画倍数の導入
   録画倍数は放映画質に対する倍数ではなく、放映画質及びレコーダ(HDD及びBD)を含めた倍数
   にする。
    ・標準画質(100%)のビットレートは、放映ビットレートが24Mbpsの場合で、HDD録画上では25Mbps、
  BD上では25.6Mbpsとする。
  標準画質に対する倍数
 
         放映  HDD    BD
    1倍   =24      25     25.6Mbps
  1.5倍  =16    16.7   17.1           
     2倍  =12    12.5   12.8            
     3倍  =8     8.3    8.5            
     5倍  =4.8   5      5.1       
    10倍  =2.4   2.5     2.7          
       注:①BD録画時間=130分、消費録画容量=25GB
             ②25000MB/(130分×60)=3.2MB/sec
             ③3.2MB/sec×8=25.6Mbps
   総合録画画質=HDD等への録画時の基準画質に対する倍数=N倍
   放映ビット数=AMbps
   放映画質=B
   修正録画率=R
   とすれば、
    レコーダは瞬時に放映映像のビットレートA(1秒間のビット数)を計測し、映像画質B、修正録画率R
    を算出する。B=A/24、R=N×B
    a)B≧1/Nの場合
       「指定通りN倍で録画します。」と表示し、HDDへの録画は放映画質をR=N/B倍圧縮してHDD
       に録画する。
    b)B<1/Nの場合は
       「放映画質Bで録画します。」と表示し,録画する。      

2.自動圧縮コピー機能の改善
   ①簡易
       HDDからBDへのダビング時、自動圧縮ダビング機能をON/OFFできる機能を具備させる。
   ②抜本策
       ・映画等の放映時間    =Ta分
       ・BDのダビング残時間=Tb分
       ・映画等の放映画質    =A
       ・ダビングしたい画質    =B倍
       ・ダビング変更画質      =C倍
       a)Tb≧Ta/B且つB>1/Aの場合は、HDD録画を画質B×A倍でBDにダビングする。
    BD残時間=Tb-Ta/B
   b)Tb≧Ta/B且つB≦1/Aの場合は、HDD録画を圧縮せずそのままダビングする。 
          BD残時間=Tb-Ta
      c)Tb<Ta/Bの場合は、HDD録画を画質C×A倍でBDにコピーする。但しC=Ta/Tb>B 
         BD残時間=0
注:以上の1項及び2項は許可なく使用することはできません。

                                                                           [放送局へのお願い]
映画等の映像ファイル保管用HDDを節約するためか、大幅に圧縮しています。視聴者の録画や大型テレビのことを考慮して、BS放送については次のことを行って頂きたいと思います。
1)少なくとも24Mbps±5%で放映して下さい。
2)24Mbps±5%で放映できない場合は、番組毎に放映画質を変えず、一律にして頂きたい。そして画質を番組表で公表して頂きたい。
(参考:放映画質の測定例)
・NHKBS 9例69%~96%
・スターチャンネル 4例45%~57%
・BS民放 2例44%~91%
1.BS103 “新日本風土記¬ 金沢”(2014/4)
 ・放映時間=61分
 ・指定録画倍数=1倍(期待録画画質100%)
 ・HDD録画時間=59分
 ・HDD録画画質=59/61=85%
 ・放映画質85%×1=85%
2.BS104 “ワイルドライフ ユキヒョウ親子¬”(2014/4)
 ・放映時間=66分
 ・指定録画倍数=1倍(期待録画画質100%)
 ・HDD録画時間=52分
 ・HDD録画画質=52/60=84%
 ・放映画質=84%×1=84%
3.BS103 “コズミックフロント オロチとヒミコ”(2014/4)
 ・放映時間=60分
 ・指定録画倍数=2.4倍(期待録画画質42%)
 ・HDD録画時間=18分
 ・HDD録画画質=18/60=30%
 ・放映画質=30%×2.4=72%
4.コズミックフロント “ヴァーチャル宇宙ツアー” (2014/4/11)
 ・放映時間=59分
 ・指定録画倍数=1(期待録画画質100%)
 ・HDDの消費時間=48分
 ・HDDの録画画質=48/59=81%
 ・放映画質=81%×1=81%
5.コズミックフロント “こうのとり” (2014/4/17) 記載せず
 ・放映時間=59分
 ・指定録画倍数=2.4(期待録画画質42%)
 ・HDDの消費時間=23分
 ・HDDの録画画質=23/59=39%
 ・放映画質=39%×2.4=94%
6.BS104 プレミアムアーカイブス “谷村新司ワールド”(2014/4)
 ・放映時間=116分
 ・指定録画倍数=1倍(期待録画画質100%)
 ・HDD録画時間=80分
 ・HDD録画画質=80/116=69%
 ・放映画質=69%×1=69%
7.BS104 “レンブラント 光と影”(2014/4/12)
 ・放映時間=113分
 ・指定録画倍数=2倍(期待録画画質50%)
 ・HDD録画時間=44分
 ・HDD録画画質=44/113=39%
 ・放映画質=39%×2=78%
8.BS104 “ドミンゴ・ローレライ・コンサート、パリ・エッフェルトウ・コンサートなど”(2014/4/14)
 ・放映時間=221分
 ・指定録画倍数=3倍(期待録画画質33%)
 ・HDD録画時間=70分
 ・HDD録画画質=70/221=32%
 ・放映画質=32%×3=96%
9.BS104 “新日本風土記 京都 今そばにある源氏物語”(2014/4/12)
 ・放映時間=59分
 ・指定録画倍数=2倍(期待録画画質50%)
 ・HDD録画時間=23分
 ・HDD録画画質=23/59=39%
 ・放映画質=39%×2=78%
9“.BS103 “オセアニア・トレッキング”(2014/4/21)
 ・放映時間=85分
 ・指定録画倍数=2倍(期待録画画質50%)
 ・HDD録画時間=35分
 ・HDD録画画質=35/85=41%
 ・放映画質=41%×2=82%
10.スターチャンネル “B.I.ジョー バック2リベンジ”(2014/4)
 ・放映時間=115分
 ・指定録画倍数=1倍(期待録画画質100%)
 ・HDD録画時間)=65分
 ・HDD録画画質=65/115=57%
 ・放映画質=57%×1=57%
11.スターチャンネル “イレイザー”(2014/4)
 ・放映時間=115分
 ・指定録画倍数=1倍(期待録画画質100%)
 ・HDD録画時間=64分
 ・HDD録画画質=64/115=56%
 ・放映画質=56%×1=56%
12.スターチャンネル “ボルケーノ”(2014/4/12)
 ・放映時間=104分
 ・指定録画倍数=1.5倍
 ・HHD録画時間=31分
 ・HDD録画画質=31/104=30%
 ・放映画質=30%×1.5=45%
13.スターチャンネル “Home Alone”(2014/4/17)
 ・放映時間=106分
 ・指定録画倍数=1倍(期待録画画質100%)
 ・HHD録画時間=57分
 ・HDD録画画質=57/106=54%
 ・放映画質=54%×1=54%
14.スターチャンネル “ダイアルMを回せ”(2014/5/5)
 ・放映時間=108分
 ・指定録画倍数=1倍(期待録画画質100%)
 ・HHD録画時間(25.6Mbps換算)=57分
 ・HDD録画画質=52%
 ・放映画質=52%×1=52%
15.BSフジ 葉加瀬太郎World Tour2013 ‘JAPONISM’(2014/4)
 ・放映時間=98分
 ・指定録画倍数=1倍(期待録画画質100%)
 ・HDD録画時間=43分
 ・HDD録画画質=43/98=44%
 ・放映画質=44%×1=44%
16.BSジャパン “欧州 美の浪漫紀行”(2014/4)
 ・放映時間=115分
 ・指定録画倍数=1倍(期待録画画質100%)
 ・HHD録画時間=105分
 ・HDD録画画質=105/115=91%
 ・放映画質=91%×1=91%
17.日テレ “名探偵コナン 絶海の探偵’(2014/4/18)
 ・放映時間=93分
 ・指定録画倍数=2倍(期待録画画質50%)
 ・HDD録画時間=33分
 ・HDD録画画質=33/93=35%
 ・放映画質=35%×2=70%
18.NHK教育 日曜美術館 “大発見、哥麿” (2014/4/20)
 ・放映時間=59分
 ・指定録画倍数=2倍(期待録画画質500%)
 ・HDD録画時間=23分
 ・HDD録画画質=23/59=39%
 ・放映画質=39%×2=78%
 注:地デジは0.67倍の筈ですが、0.78/0.67=1.16倍もよい。不思議?
19.NHK教育 日曜美術館 ‘夢の宗達 傑作10選“ (2014/4/20)
 ・放映時間=59分
 ・指定録画倍数=2倍(期待録画画質50%)
 ・HDD録画時間=20分
 ・HDD録画画質=20/59=34%
 ・放映画質=34%×2=68%
20.テレビ東京 ”Night of the sky” 2014/4/22
 ・放映時間=91分
 ・指定録画倍数=2倍(期待録画画質50%)
 ・HDD録画時間=42分
 ・HDD録画画質=46%
 ・放映画質=46×2=92%
  注:地デジは67%の筈ですが、BS基準放映並み。不思議?

                         [以上の問題の最大要因]
それは、企業の社会的責任の欠如と技術力の無さです。

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