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2016年6月

2016年6月25日 (土)

初乗り1Km400円の走行料金方式2案の提案

東京都のタクシー会社が「老人が近くてもタクシーを使いたい。」の要望が強いので、初乗り距離を1Kmで400円にしたいと国土交通省に申し入れました。』のニュースをテレビでみました。
この方式を、いずれか他の道府県のタクシー会社も導入するだろうと思いましたので、全国で使える初乗り1Km400円走行料金方式を2案策定してみました。
第1案は、初乗りが一つの1Km400円の走行料金方式(シングル初乗り式)です。
第2案は、初乗り1Km400円と初乗り2Km730円の二つの初乗りがあり、乗車距離で初乗り1Km400円と初乗り2Km730円を自動的に使い分ける走行料金方式(ダブル初乗り式)です。
第1案は、現行初乗り2Km730円と同じ方式で、初乗り1Km以下の乗車距離を400円に引下げたもので。1Kmを越えると、一定距離毎に料金が加算されるのは現行と同じです。
第2案は、現行の初乗り2Km730円の料金体制を変えず初乗り1Km400円が行えるようにしており、乗車距離1Km以下では400円、1Km越2Km以下は現行の730円、2Km越では一定距離毎に料金を加算する方式で、近距離の料金を安くしたものです。現行の初乗り2Km730円の一部改定となります。
近距離の料金は
    シングル初乗り方式(初乗り1Km400円)<ダブル初乗り<現行シングル初乗り方式1Km730円)
となります。
また、配車料金は、配車距離で加算が開始する距離が変わるスリップ式、配車距離に応じた料金になる変動式、配車距離に関係なく料金一律の固定式がありますが、これらを二つの料金システムと組み合わせてみました。
その結果、走行料金の点から見比べると「第1案シングル初乗り式+1Kmスリップ式」が最もよく、最悪は「第2案ダブル初乗り式+固定式」です。第2位は「第2案ダブル初乗り式+1Kmスリップ式」です。
下記に2×3=6通りについて、
 ①走行料金算出式、
 ②3Km以下100m毎の走行料金表、
 ③走行料金比較表
を記載していますので、6通りを見較べて下さい。
これらが初乗り1Km400円の導入の参考になれば、幸いです。
(注:全ての表は、表をクリックすると拡大されます。文字が小さくて読めない表はその表をクリックして下さい。)

[加算料金]
冒頭で述べたように初乗り2Km730円をベースに初乗り1Km400円の加算料金方法を2案策定しました。
尚、値上げを避けるため、初乗り2Km730円で使用していた加算レート(規定距離293m、加算単価90円)を使用しています。
東京23区の加算レートは280m90円ですが、293m90円より10%ほど高いので神奈川県タクシー協会等が採用している加算レートにしました。
第1案シングル初乗り式
 乗車距離が初乗り距離を越え時、初乗り料金に超え分の料金を加算していますが、この方法は上記
 で述べた一般的な方法です。
 計算式
  乗車距離≦1000
   走行料金=初乗り料金=400円
  乗車距離>1000
   走行料金=初乗り料金+(((乗車距離-初乗り距離)/規定距離)の切り上げ値)×加算単価
         =400+(((乗車距離-1000)293)の切り上げ値)×90
         注:参考 
          ((乗車距離-初乗り距離)/規定距離)の切り上げ値の算出は、
               Excelの加算単価*roundup(((乗車距離-初乗り距離)/規定距離)、0) で行なっていま
        す。   

第2案ダブル初乗り
 乗車距離が1km以下の初乗り料金は400円、1Km越での初乗り料金は730円とし、2Km越えでは、
 加算レート(規定距離293m、加算単価90円)で加算する。
 計算式
  乗車距離≦1000m
   走行料金=初乗り料金
         =400円
  1000<乗車距離≦2000m
   走行料金=初乗り料金2
         =730円
  乗車距離>2000m
   走行料金=初乗り料金+(((乗車距離-2000)/規定距離)の切り上げ値)×加算単価
         =400+(((乗車距離-2000)/293)の切り上げ値)×90

第3案ダブル加算
 これは参考までに追加したものです。
 加算を2段の加算レートで行ないます。
 加算1:乗車距離が1Km越え~2.080Km以下では規定距離270m、加算単価90円の加算レートで
 加算する。
 加算2:乗車距離が2.080Km越では、規定距離293m、加算単価90円の加算レートで加算する。
     注1:規定距離270m、加算単価90円の根拠
        初乗り2Km730円では、乗車距離2Kmで730円
        初乗り1Km400円では、乗車距離1Kmで400円
       従って
       2Km-1Km=1Km
     730円-400円=330円
        なので、残った1Kmの乗車料金は330円となります。
        これを90円で乗車できる距離を算出すると、(1000/330)×90=272.7m≒270m
      注2:2.08Kmの根拠
        1000/270=3.7、 3.7の切り上げ値は4
        1+.0.270×4=2.080 (3だと1.81で2Kmにならない。)
 計算式   
  1000m<乗車距離≦2080m
   走行料金=初乗り料金+(((乗車距離-初乗り距離)/規定距離)の切り上げ値)×加算単価
         =400+(((乗車距離-1000)/270)の切り上げ値)×90
  乗車距離>2080m
   走行料金=加算1の2080mの走行料金+(((乗車距離-初乗り距離)/規定距離)の切り上げ値)
          ×加算単価
         =400+90×4+(((乗車距離-2080)/293)の切り上げ値)×90
       注:2000ではなく、2080なのは、730+90×4円の費用で2080mまで乗車できるため。

[配車料金(迎車料金)]
1.1Kmスリップ方式
 計算式
  a)第1案シングル初乗り
   配車距離<1000m
    加算料金は、乗車距離が(1000-配車距離)を越えた地点から、加算料金が加算されます。
    走行料金=初乗り料金+(((乗車距離-(1000-配車距離))/規定距離)の切り上げ値)×加算
            単価
             =400+(((乗車距離-(1000-配車距離))/293の切り上げ値)×90
   配車距離≧1000m
    加算料金は、乗車地点から加算されます。
    走行料金=初乗り料金+((乗車距離/規定距離)の切り上げ値)×加算単価
             =400+((乗車距離/293)の切り上げ値)×90
  b)第2案ダブル初乗り
     配車距離<1000
   1)乗車距離≦1000-配車距離
    走行料金=初乗り料金
              =400円
        2)1000-配車距離<乗車距離≦2000-配車距離
          走行料金=初乗り料金2
                =730円
        3)乗車距離>2000-配車距離
           走行料金=初乗り料金2+(((乗車距離-(初乗り距離2-配車距離))/規定距離)の切り上げ値)
                               ×加算単価
                 =730+(((乗車距離-(2000-配車距離))/293)の切り上げ値)×90
      配車距離≧1000
         走行料金=初乗り料金2+(((乗車距離-1000)/規定距離)の切り上げ値)×加算単価
               =730+(((乗車距離-1000)/293)の切り上げ値)×90

Photo_3

    例:加算料金算出法が第1案の場合
    例1:配車距離≧1Km、乗車距離=1Km
      加算料金=乗車距離0mを越えた地点(乗車地点)から加算料金が加算されます。
      走行料金=初乗り料金+((乗車距離/規定距離)の切り上げ値)×加算単価
                      =400+((1000/293)の切り上げ値)×90=400+4×90=760円。
    例2:配車距離≧1Km、乗車距離=500m
        加算料金=乗車距離0mを越えた地点(乗車地点)から加算料金が加算されます。
        走行料金=400+(500/293)の切り上げ値×90=400+2×90=580円。
    例3:配車距離=500m、乗車距離=1Km
        加算料金=乗車距離500mの地点越えから、加算料金が加算されます。
              =初乗り料金+(((乗車距離-配車距離)/規定距離)の切り上げ値)×加算単価
        走行料金=400+(500/293)の切り上げ値×90=400+2×90=580円。
    例4:配車距離=500m、乗車距離=500m
        加算料金は乗車距離500mの地点越えから、加算料金が加算されます。
   500mの地点で下車するので、加算料金は発生しない。
        走行料金=400+0×90=400円。
    乗車距離1Km越えの走行料金、および、加算料金算出法第3案の例については、4項の走行料金表
    を見て下さい。

2.配車料金変動式
  配車料金は、配車距離に比例する料金にする。
  配車料金=配車距離×配車単価の1円の位で4捨5入。
  配車単価=330円/1000m=0.33円/m
  配車料金の制限=最大330円

  第1案シングル初乗りの場合
    乗車距離≦1000m
        走行料金=初乗り料金+(配車距離×0.33)の1円の位で四捨五入
                       =400+(配車距離×0.33)の1円の位で四捨五入
    乗車距離>1000m
       走行料金=初乗り料金+(((乗車距離-初乗り距離)/規定距離)の切り上げ値)×加算単価
                    +(配車距離×0.33)の1円の位で四捨五入
                    但し(配車距離×0.33)の1円の位で四捨五入値は、最大330円。
                       =400+(((乗車距離-1000)/規定距離)の切り上げ値)×90
                           +(配車距離×0.33)の1円の位で四捨五入
    例1:配車距離=500m、乗車距離¬≦1Km
        配車料金=500×0.33=165円→170円(4捨5入)
        走行料金=400+170=570円
    例2:配車距離=1200m、乗車距離≦1Km
        配車料金=1200×0.33=396円→330円(330円制限)
        走行料金=400+330=730円

  第2案ダブル初乗りの場合
    配車距離>1000m、乗車距離≦1000m
        走行料金=初乗り料金+(配車距離×0.33)の1円の位で四捨五入
                        =400+(配車距離×0.33)の1円の位で四捨五入
        参考:(配車距離×0.33)の1円の位で四捨五入の計算は、
                   Excelのround((配車距離×0.33)、0)で行なっています。
    配車距離>1000m、1000<乗車距離≦2000m
        走行料金=初乗り料金2+(配車距離×0.33)の1円の位で四捨五入
                        =730+(配車距離×0.33)の1円の位で四捨五入
    配車距離>1000m、2000<乗車距離
        走行料金=初乗り料金2+(((乗車距離-初乗り距離2)/規定距離)の切り上げ値)×加算単価
                           +(配車距離×0.33)の1円の位で四捨五入
                           但し、配車料金は、最大330円。
                        =730+(((乗車距離-2000)/規定距離)の切り上げ値)×90
                            +(配車距離×0.33)の1円の位で四捨五入
                           但し配車料金は、最大330円。

3.配車料金固定式
1Kmで730円/2=365円の考えもありますが、初動費用は初乗りの400円で70円を支払っているので、330円としました。
  計算式
  第1案シングル初乗りの場合
    乗車距離≦初乗り距離
        走行料金=初乗り料金+配車料金
    乗車距離>初乗り距離
        走行料金=初乗り料金+(((乗車距離-初乗り距離)/規定距離)の切り上げ値)×加算単価
                            +配車料金
                        =400+(((乗車距離-1000)/270)の切り上げ値)×90+330

  第2案ダブル初乗りの場合
    乗車距離≦初乗り距離
        走行料金=初乗り料金+配車料金
                        =400+330=730円
    初乗り距離<乗車距離≦2000
        走行料金=初乗り料金2+配車料金
                        =730+330=1030円
    乗車距離>2000
        走行料金=初乗り料金2+(((乗車距離-初乗り距離2)/規定距離)の切り上げ値)×加算単価
                            +配車料金
                        =730+(((乗車距離-2000)/規定距離)の切り上げ値)×90+330

4.走行料金表
 以上の条件の下に 提案している案について、通常利用と配車利用(迎車利用)の走行料金を表に
  纏めてありますので、どれがよいか見較べて下さい。
  第1案シングル初乗り(1Kmから加算)と1Kmスリップ方式を組み合わせた料金体系が最も優れている
   ことがお分かり頂けると思います。
   この方式が全国のタクシー事業者、個人タクシータクシー自動車協会に導入され、国土交通省が認可
   することを願うものです。
  4-1.通常利用
      料金算出対象:第1案(シングル初乗り、第2案ダブル初乗りと第3案(ダブル加算)
      乗車距離:3Km以下で100m間隔
           第1案(シングル初乗り、第2案ダブル初乗りと第3案(ダブル加算)の走行料金表
Photo_8
  4-2.配車利用(迎車利用)
   料金算出対象:第1案(シングル初乗り、第2案ダブル初乗り。
   但し第3案については算出していない。
        配車料金:1Kmスリップ方式、変動、固定
   配車距離:1Km以上と500mに限定
        乗車距離:3Km以下で100m間隔
      

                                                                                        第1案シングル初乗り

Photo_7

                                                                      
                                                                                      第2案ダブル初乗り
2_3
5.走行料金比較
 5.1通常利用
      比較表をご覧下さい Photo_10  ①第1案は第2案に比し1.5m以下では150~240円安いが、それ以上では±60円の差。
      近距離利用者には優しくなっています。
 ②第2案は現行に比し1Km以下では240円ほど安いが他の乗車距離では変らない 。
  (これは当然なこと。初乗り1Kmを400円に値下げしたため)

 5.2迎車利用
         第1案(シングル初乗り)における配車方式による走行料金比較表

Photo_11

  ①乗車距離500m以下では、変動式、固定式は1Kmスリップ方式より、配車距離500mでも1Km
          でも170~330円高くなる。
  ②乗車距離600m以上では変動式はスリップ式より80~-10円高いが、固定式は150円~210円も高く
     なる。

         第2案(ダブル初乗り)における配車方式による走行料金比較表

Photo_12

  ①配車距離1Kmでは、乗車距離1Km~1.5Kmでは変動式、固定式はスリップ式より150~240円
          高くなる。
  ②配車距離500mでは、変動式は乗車距離1.5Km以下でスリップ式より160円安くなったり170円
    高くなる。
         固定式は全乗車距離で150~330円高くなる。

                      1Kmスリップ方式による第1案と第2案の走行料金比較
                     条件:配車距離500m、1km、配車レート(293m90円)
1km_4  ①第2案(ダブル初乗り)は、配車距離500mでは乗車距離500m以下では第1案(シングル初乗り)より
         150円~240円高くなる。
  ②第2案(ダブル初乗り)は、配車距離1Kmでは乗車距離600m~1Kmで第1案(シングル初乗り)より
         150円~240円高くなる。
  ③他の乗車距離では+60~-30円ほど高くなる。

 結論
  ①配車料金の加算方法は1Kmスリップ方式>>変動式>>>固定式で、1Kmスリップ式が
         最も優れてる。
  ②1Kmスリップ方式でも、第1案(シングル初乗り)>第2案(ダブル初乗り)
  走行料金の低減から見れば、
   [第1案(シングル初乗り)+1Kmスリップ方式]>[第2案(ダブル初乗り)+1Kmスリップ方式]>
   [現行(初乗り2Km730円+1Kmスリップ方式 
  です。
  推奨は、もっとも料金改定が大きい [第1案(シングル初乗り)+1Kmスリップ方式]です。
  [第2案(ダブル初乗り)+1Kmスリップ方式]は、今まで使っていた初乗り2Km730円の料金体制を変えず
  に初乗り1Km400円が行えるシステムになっていますので、現行料金制度初乗り2Km730円の一部改定としておきたい場合は、これが最適です。

参考1:用語の定義
混乱を避けるため、用語の定義をまとめてみました。
通常利用=タクシー会社が定めた地点(駅前、病院前など。駅待ち、病院待ち)または走行している
        (流している)タクシーを止めた地点で乗車し目的地まで行く乗り方
迎車利用=乗車したい地点にタクシーを配車させ、その地点で乗車し目的地まで行く乗り方
走行距離=乗車距離+配車距離(迎車距離)
走行料金=乗車料金+配車料金(迎車料金)+低速料金
乗車距離=乗車地点から下車地点までの距離
配車距離(迎車距離)=配車開始地点から乗車地点までの距離
配車単価=配車距離1mの料金
乗車運賃=乗車地点から下車地点までの料金
配車料金(迎車料金)=配車開始地点から乗車地点まで配車する料金
加算料金=初乗り距離より長い距離を乗車した場合、初乗り料金に加算される料金
加算単価=初乗り乗り料金に加算される料金を算出するために規定距離(例:200m、280mなど)
                        を乗車出来る最少の乗車運賃(例えば、293m90円、280m90円など)
規定距離=加算単価で乗車出来る最大の乗車距離
加算レート=加算料金の算出に用いる規定距離加算単価(例:293m90円)
低速料金=乗車時、時速10Km以下の走行時(0Km/時である停止や待ち時間も含む)に、走行運賃
         に加算される料金。但し、配送時時速10Km以下でも走行運賃には加算しない。
低速時間=時速10Km以下の走行時(時速0Kmである停止や待機時間も含む)の走行時間
                        (単位:分)
低速単価=時速10Km以下の走行時(時速0Kmである停止や待ち時間も含む)時、規定分当たりで
         加算される料金

参考2:配車利用の現行走行料金(神奈川県、普通車)
     加算レート=293m90円
初乗り2km730円の1Kmスリップ方式、
配車距離1Km以上(乗車地点1Km以上離れた地点から配車された)の場合
 乗車距離1.00Km以下の走行料金は730+90×0=730円
 乗車距離1.00Km越え~1.293Km以下の走行料金は730+90×1 = 820円
 乗車距離1.293Km越え~1.586Km以下の走行料金は730+90×2=  910円
 乗車距離1.586Km越え~1.879Km以下の走行料金は730+90×3=1090円
 乗車距離1.879Km越え~2.172Km以下の走行料金は730+90×4=1180円
 乗車距離2.172Km越え~2.465Km以下の走行料金は730+90×4=1270円
 乗車距離2.465Km越え~2.758Km以下の走行料金は730+90×4=1360円
 乗車距離2.758Km越え~3.051Km以下の走行料金は730+90×4=1450円

配車距離0.5Km(乗車地点から0.5Km離れた地点から配車された)場合
 乗車距離1.5Km以下の走行料金は730+90×0=730円
 乗車距離1.5Km越え~1.793Km以下の走行料金は730+90×1  =  820円
 乗車距離1.793Km越え~2.086Km以下の走行料金は730+90×2=  910円
 乗車距離2.086Km越え~2.379Km以下の走行料金は730+90×3=1000円
 乗車距離2.379Km越え~2.672Km以下の走行料金は730+90×4=1090円
 乗車距離2.672Km越え~2.965Km以下の走行料金は730+90×5=1180円

尚、東京23区、280m90円なので、加算料金は神奈川県より10%ほど高くなる。

2016年6月 2日 (木)

カシオや販売店がHPに掲載しているカシオの液晶搭載時計の写真は景品表示法第4条違反

カシオや販売店はカシオ製時計に搭載している液晶モジュールまたは液晶パネルの背景色を実物(モノクロ調)とは全く異なる明るい黄緑色にした優美で魅力的な写真を掲載して、広告や通信販売しています。
その販売方法は景品表示法第四条(不当な表示の禁止)や特定商取引法律第12条(誇大広告等の禁止)に抵触していると思います。
下記はその調査報告です。お読み下さい。
消費者庁は、この実態を調査して頂き、以上の通りと判断された場合は、然るべき措置をお願い申し上げます。
                                                                                      記
1.羊頭狗肉商法を調査するきっかけは
腕時計を2個持っていますが、いずれも電池交換と時刻を合わせが必要で手間が掛り面倒ですので、便利な電波ソーラー腕時計を買おうと通販で探しました。
量販店のHPにカシオのLINEAGEシリーズに文字盤の時刻が読みやすいアラビア数字の腕時計LCW-M100D-7AJFを見つけました。
しかも、デジタル表示ができる液晶の背景色が明るい黄緑色ですのでこれに決めました。
量販店の通販から送付されてきた腕時計を見て、驚きました。
液晶の背景色が明るい黄緑色ではなく、液晶が本来持っている只のモノクロ調でした。
量販店にまんまと騙されました。
送られてきた時計の実物の写真は、写真1です。
                                                                                      写真1

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カシオや購入した量販店以外量販店についても、HPに掲載している写真を調べて見ました。写真2がそれです。
                                              写真2カシオ&量販店がHPで掲載している写真
                                                        左から、カシオ、アマゾン、ヨドバシ、楽天
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これは、いずれの販売店も羊頭狗肉商法です。
これは由々しきことです。
カシオ製時計の販売の実態を調べてみようと思ったのがきっかけです。

2.今使っている電波置き時計(DQD-420J-8JF)
カシオの電波置き時計(DQD-420-8JF)を使っていますが、この時計の液晶パネルの色はモノクロ調です(写真3)。
カシオや量販店がどんな写真をHPに掲載して通販しているのだろうと、カシオや量販店の掲載写真を探したところ、明るい黄緑色でした(写真4)。
アマゾン、楽天は、カシオと少し色が違いますが同じものだと思います。
また、ヨドバシのは立てて撮影されていますが、どれも日時、温度、湿度は同じ数字なので、恐らくカシオで撮られ、カシオが量販店に写真を提供し、量販店がこれをHPに掲載しているのでしょう。
                     写真3我が家の電波置き時計の写真

           Mine_4_img_0020t_pct_2

                                                写真4:カシオ&量販店がHPで掲載している写真
                      左から、カシオ、アマゾン、ヨドバシ、楽天

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3.カシオや量販店の時計の掲載写真にある液晶ジュールや液晶パネルの背景色
電波置き時計以外の時計も掲載写真の液晶パネルや液晶モジュールの背景色が明るい黄緑色になってはいないか調べたところ、沢山ありました。
写真5をご覧下さい。
置き時計と掛時計の写真にある液晶パネルの背景色は全て明るい黄緑色の1種類ですが、腕時計では明るい黄緑色とモノクロ調の2種類がありました。
                     写真5:カシオのHPに掲載されている写真
                                                                    5-A.背景部:明るい黄緑色の時計
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             注:量販店の写真もここに掲載すべきですが、非常に多くなりますので
               代表としてカシオのみにしています。

                    5-B.背景部:モノクロ調(液晶が本来持っている色)

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4.腕時計データバンクDB-360-1AJFの実物で、背景色を確認
5-Bの写真でモノクロ調の時計は実物もモノクロ調になっているでしょうから調べませんが、5-Aの写真で液晶の背景色が明るい黄緑色の時計は、実物で明るい黄緑色なのか、モノクロ調なのか調べて見る必要があります。
全ての時計を確認することもできませんので、写真5-Aにある腕時計データバンクDB-360-1AJFがカシオと量販店の写真で液晶パネルの背景部の色が黄緑色であることを確認しました。
写真6をご覧下さい。
量販店から通販で購入して、実物がモノクロ調色なのか明るい黄緑色なのか調べて見ました。
写真7をご覧下さい。実物は、モノクロ調です。
写真5-Aにある腕時計データバンク以外の時計も、推定ですが、恐らく実物はモノクロ調だと思います。量販店に出向いて見れば直ぐ分ることでしょうか。
                   写真6:カシオや量販店がHPで掲載している写真
                         左からカシオ、アマゾン、ヨドバシ、楽天

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               注:これらの写真は、同じ。カシオが提供した写真だと思われます。

                            写真7:実物の写真

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6.結論
以上から分るように、カシオや量販店がHPで掲載している時計の写真にある液晶の背景色は実物と全く異なる色であり、優美で魅力的な色にしています。
消費者はこれに惹かれて購入し、品物が届き開けてみて初めて騙されたことに気づく仕組みになっています。
これは、詐欺?、 羊頭狗肉販売です。
製造会社や量販店が通販で掲載写真を実物(モノクロ調色)とは全く異なる明るい黄緑色にして優美で魅力的な写真をHPに掲載して通信販売することは、景品表示法第四条(不当な表示の禁止)や特定商取引法律第12条(誇大広告等の禁止)に抵触していると思います。
日本は法治国家です。このまま放置しておくわけには参りません。
消費者庁は、実態を調査し然るべき措置をお願いします。
カシオ計算機(株)は、速やかに不当表示を中止し、記者会見で真摯に謝罪すべきです。
皆さんが通販で購入された時計は、掲載写真通りに明るい黄緑色でしたか。
それともカシオにまんまと騙されましたか。告訴しますか。

追記
通販では、掲載写真が商品のデザインを知る唯一の情報源です。
ですから掲載写真は商品に可能な限り忠実な写真でなければいけません。そうでなければ写真を掲載する意味が全くありません。意図的に忠実でない写真を掲載するのは言語道断です。
写真5-Bをご覧下さい。
この写真の液晶背景部は液晶が本来持っている色で忠実に撮影されており、カシオは忠実に商品を撮影する技術はあると云えます。
(注:リングストロボ、正確なホワイトバランス、マクロレンズ、カメラ、スタンドがあれば誰でも忠実に撮影することはできます。)
写真5-Aをご覧下さい。
液晶の背景部が明るい黄緑色になっています。
忠実に撮影されているのであれば、実物は明るい黄緑色であり、実物がモノクロ調の色であれば、写真はモノクロ調です。
しかし、3件とも実物はモノクロ調の色でした。
拙劣な撮影技術で明るい黄緑色になっている訳ではなく、カシオは3件ともモノクロ調の色を意図的に明るい黄緑色に変えていることになります。
3件でカシオが意図的に色を変えていることが証明されているのですから、全てが意図的であると証明をするまでもありません。

追記2
カシオのHPに掲載されている写真の下に「掲載商品の色調は、一部実物と異なる場合があります。」と表記されています。これを読むと
1.「掲載商品の色調は、*****す。」では、消費者は安心して商品を選択できません。
極端なこと言えばカシオの商品は買いません。
2.一方、カシオは「掲載商品の色調は、*****す。」と表記しているので、実物と異なる色調の商品を販売してよいと思っている。
3.この表記は、色調のクレームの時、「掲載商品の色調は、*****す。」をHPに表記しています。それを承知して購入したのですから、弊社には責任はありませんと突っぱね、購入者に責任を転嫁させるツールに思えてなりません。
しかし、消費者はカシオではなく販売店で購入しますが、その販売店にはこれが表記されていないし、カシオのHPを見ていないこともあるので、カシオはこのツールを使えないこともあるのでカシオのHPに表記しても無駄になるとは思いますが。
4.これが、どの商品にも一律に表記されていることから、実物と写真を照合して写真に問題があるかどうかを確認していないことが分ります。写真管理の杜撰さを物語っています。この部門は、失格。無責任極まりない部門です。
が、脳裏に走るのです。
ここで、原点に帰って、通販での写真掲載の目的を洗い直して見ましょう。
写真をHPに掲載しインターネットで見られるように公開している目的は、商品のデザインを消費者に忠実に伝え、通販で消費者が実物を見ることなく商品を悔いのない正しい選択ができるようにすることです.
それにも拘わらず、商品の何処がどの程度色調が違うのか全く分らない写真をHPに掲載しても、消費者が商品を正しく選択できないので、写真掲載をする意味が全くありません。
写真を実物と完全に同じ色調にすることはできない難しい商品もあるでしょうから、多少の違いは許されると思いますが、著しく実物と異なり優美な写真の掲載は消費者保護のため景品表示法等で禁止されているので、「掲載商品の色調は、*****。」を表記しても色調の違いのレベルによっては、免責にはならないことをよく承知して下さい。
従って、カシオは次のことを行なうべきです。
1.掲載写真に多少実物と異なる箇所がある場合は「掲載写真の色調は、多少実物と異なる箇所があります。」を表記する。
2.実物と異なる箇所ほぼ無い場合は、何も表記しない。
3.1項、2項に外れる写真は、撮影をし直す。
4.そして実物に忠実な写真が撮れる撮影技術を研究開発し、1項を表記しなくてもよいようにする。

参考
【景品表示法第四条】
(不当な表示の禁止)
第四条   
事業者は、自己の供給する商品又は役務の取引について、次の各号のいずれかに該当する表示をしてはならない。
一  商品又は役務の品質、規格その他の内容について、一般消費者に対し、実際のものよりも著しく優良であると示し、又は事実に相違して当該事業者と同種若しくは類似の商品若しくは役務を供給している他の事業者に係るものよりも著しく優良であると示す表示であつて、不当に顧客を誘引し、一般消費者による自主的かつ合理的な選択を阻害するおそれがあると認められるもの

【特定商取引法律 第12条】
(誇大広告等の禁止)
第十二条   
販売業者又は役務提供事業者は、通信販売をする場合の商品若しくは指定権利の販売条件又は役務の提供条件について広告をするときは、当該商品の性能又は当該権利若しくは当該役務の内容、当該商品若しくは当該権利の売買契約の申込みの撤回又は売買契約の解除に関する事項(第十五条の二第一項ただし書に規定する特約がある場合には、その内容を含む。)その他の主務省令で定める事項について、著しく事実に相違する表示をし、又は実際のものよりも著しく優良であり、若しくは有利であると人を誤認させるような表示をしてはならない。
をしてはならない。

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